この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2025年9月2日、株式会社内田洋行が2025年7月期通期決算を発表しました。
ICT(情報通信技術)ソリューションとオフィス環境構築を手がける同社は、近年はクラウド製品やDX支援にも注力しており、今回の決算ではその成果が数字に現れました。
特に純利益は約40%成長しており、来期は100億円を見込んでいます。
本記事では、同社の業績推移や経営戦略について、最新決算の資料を用いながら解説していきます。
内田洋行とは?
内田洋行は1910年創業の老舗企業で、情報システム、教育システム、オフィス構築を専門とする商社です。
ハードウェア、ソフトウェア、空間設計を組み合わせたトータルソリューションを提供できるのが強みです。
主な事業セグメントは以下の通りとなっています。
・公共関連事業:官公庁・自治体向けオフィス構築、教育ICTなど
・オフィス関連事業:オフィス空間の設計・構築・移転ビジネスなど
・情報関連事業:ITソリューションの提供など
内田洋行 2025年7月期通期決算(2024年8月~2025年7月)

2025年7月期通期決算(2024年8月~2025年7月)の業績を見ると、売上高がYoY+21.3%の3,371億円、営業利益はYoY+30.3%の122億円と大幅な増収増益を達成。当期純利益もYoY+40.4%の98億円と大幅に成長しています。

また、2026年7月期の業績予想を見ると、売上高はYoY+24.0%の4,180億円、営業利益はYoY+26.5%の154億円を計画しており、当期純利益はYoY+9.9%の108億円と、100億円の大台を超える予想です。
この記事は、BtoB向けITベンダーに従事している方、IT業界を志望する就活生・転職希望者の方、企画部門の方に最適な内容になっています。
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