この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2025年9月12日、株式会社ラクスルが2025年7月期通期決算を発表しました。
同社は印刷ECを起点に事業を拡大し、現在ではマーケティングや物流に加え、法人向けネット銀行設立という新たな挑戦にも踏み出しています。今回の決算では、成長を支える法人顧客基盤やファイナンス事業の戦略が明らかになりました。
本記事では、最新の決算スライドを用いながら、決算業績とネット銀行設立の狙いをわかりやすく解説していきます。
ラクスルとは?

ラクスルは、全国のサプライヤーが持つ非稼働設備をシェアリングし、印刷物やマーケティングサービスを低価格で提供するプラットフォームです。
印刷物のデザインや集客支援をソフトウェアで一元管理できる点が特徴で、ECとしては高い粗利率と顧客の継続利用を実現しています。
現在は個人事業主が191万、中小企業が131万、大企業が9万と幅広い顧客層を抱えています。
ラクスル 2025年7月期通期決算(2024年8月~2025年7月)

2025年7月期(2024年8月~2025年7月)の通期売上高はYoY+21.2%の620億円と6月に修正した業績予想を上回る着地となりました。
また、売上総利益率はYoY+1.4ptの35.0%と改善され、非GAAPベースの営業利益もYoY+37.5%の54.0億円と大幅な増益となりました
この記事は、マーケティング担当者の方、実際にラクスルのサービスを利用したことがある方、最新のファイナンスビジネスに関心がある方に最適な内容になっています。
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