ヒント:〇〇が収益源だから
2025年6月12日、Chimeが米ナスダック市場に上場しました。
Chimeは真の銀行DXを実現した企業です。これまでのデジタル銀行は、ただ銀行機能をデジタル化したものが多くありましたが、Chimeはビジネスモデルや顧客構造を大きく変化させ、その結果として粗利率88%という高い収益性を維持しています。
では、具体的にどのようにして88%の粗利率を実現しているのでしょうか?
本記事では、Chimeのビジネスモデルや今後の成長戦略について解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
米国最大のデジタル銀行「Chime」とは?
Chimeは米国最大のネオバンク(銀行免許を持たないデジタル銀行)です。実店舗を持たず、オンラインで完結する金融サービスを提供しています。

代表的な機能としては、以下が挙げられます。
・手数料無料の預金
・会費無料のデビットカード
・給与の前払い機能「MyPay」
・信用スコアがなくてもクレジットカードで信用度を高められる「Credit Builder」
・少額のオーバードラフト保護機能「SpotMe」
これらの低所得層向けの機能が口コミ効果を通じて多くの人々に認知されるようになり、2025年3月末時点でアクティブユーザー数は8,600万人を超えています。
この記事は、フィンテックに興味がある方、米国市場の最新動向を把握したい方、スタートアップ関係者の方に最適な内容になっています。
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・Q. 米国最大のデジタル銀行「Chime」が上場!粗利率88%を実現できる理由とは?の答え・日本のデジタル銀行との決算比較・粗利率88%を実現できる理由とは?・ネオバンキング市場はCAGR〇〇%で成長する・Chimeと伝統的な銀行の決定的な違いとは?