2025年7月18日、アメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)が2025年12月期Q2決算を発表しました。
筆者は20代ですが、最近はYouTubeでアメックスの広告をよく見かけるようになりました。アメックスはこれまで富裕層や高齢層を主なターゲットとしてきましたが、現在は若者層へのプロモーションにも力を入れています。
日本では、アメックスはやや馴染みの薄いカードブランドです。それでもWeb広告を積極的に展開しているのは、若者層の獲得に本気で取り組んでいる証拠と言えるでしょう。
しかし一方で、若者層は一般的に信用力が高くないため、アメックスの優良な顧客基盤が揺らぐのではないかという懸念もあります。
本記事では、こうした背景を踏まえつつ、アメックスの最新決算をいくつかの注目ポイントに絞って解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
アメックスとは?
アメックスは米国に本社を置くクレジットカード会社です。
クレジットカードの発行や決済ネットワークの手数料が主な収益源となっています。
富裕層やビジネスマン向けに特化した高付加価値カードが強みですが、近年は若者向けプロモーションにも力を入れており、新たな顧客層の形成に成功しつつあります。
アメックス 2025年12月期Q2決算(2025年4月~6月)

アメックスの2025年12月期Q2決算の業績を見ると、売上高はYoY+9.3%の$17.9B(約2.7兆円)、純利益はYoY-4.3%の$2.9B(約4,350億円)で増収減益となりました。
この記事は、クレジットカードやフィンテック業界の動向に関心がある方、米国株の投資を検討している方、Webマーケティングに関心がある方に最適な内容になっています。
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