ヒント:DeNA、GREE、MIXIの3社の実態は、以下の通り。
・DeNA:●●事業の利益を●●に投資する脱ゲーム会社化
・GREE:●●と●●によるエンタメ企業としての地位構築
・MIXI:●●を絞りながらも、●●を推進
本日は、国内ソーシャルゲームの雄である、DeNA、GREE、MIXIの直近の業績動向や事業内容を解説します。
ご存知の方も多いと思いますが、国内ソーシャルゲーム業界は、多くのゲームが登場してはすぐに消え、競争が激しいにも関わらず、DeNA、GREE、MIXIの3社は長期にわたって、多くのユーザーに支持される有名タイトルを提供してきました。
ソーシャルゲーム業界は、発売したタイトルがヒットすれば、多くの収益が得られる一方で、ヒットしないとすぐに赤字になってしまう収益性の変動が激しい業界です。
そのような業界で長年ソーシャルゲーム事業を運営している、DeNA、GREE、MIXIの3社は、どのような進化をしているのでしょうか?
今回の記事は、前半でDeNA、GREE、MIXIの3社の歴史の解説、後半で3社の業績比較や各社の業績の深掘りを行い、もはやゲーム企業とはいえないその実態を考察をしていきます。
ソシャゲ雄3社の歴史
まずは、国内ソーシャルゲーム業界を牽引していたDeNA・GREE・MIXIの3社のソーシャルゲームに関する歴史を解説します。
●DeNAの歴史
元マッキンゼーの南場智子氏が、ネットオークションサイトの運営会社として、1999年に創業しました。
2006年2月にガラケー電話専用ゲームサイト「モバゲータウン(2011年にMobage「モバゲー」に名称変更)」のサービス開始をきっかけにゲーム事業を開始し、累計登録者数1,450万人(2023年10月時点)を誇る「怪盗ロワイヤル」などのソーシャルゲームを運営しています。
老舗ソシャゲ「怪盗ロワイヤル」が14周年 なぜここまで続く? DeNAに話を聞いた
●GREEの歴史
元楽天の田中良和氏が、個人サイトとしてソーシャルネットワークサービス「GREE」の運営をきっかけに、2004年に創業しました。
2007年に累計登録者数1,350万人を誇る「釣り★スタ」や2008年8月に累計登録者数が3,500万人の「探検ドリランド」等のソーシャルゲームを運営しています。
世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」が11周年記念
●MIXIの歴史
現 取締役ファウンダー 上級執行役員である笠原健治氏が、大学在学中に求人情報サイトの「Find Job!」の立ち上げをきっかけに1999年6月に創業しました。
現在の社名の由来にもなっているソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」の運営を2004年に開始し、mixi上で当時登録者550万超えの「サンシャイン牧場(Rekoo Japan)」などのソーシャルゲームを提供していました。
また2013年10月に累計登録者数6,000万人を誇る「モンスターストライク」の提供を開始しています。
「モンスターストライク」世界累計利用者数6,000万人突破のお知らせ
DeNA、GREE、MIXIを含めたソーシャルゲームメーカーは、国内ソーシャルゲーム業界の黎明期からヒットタイトルを展開していました。
そのような状況の中で、コンプガチャ問題が2012年に社会問題化します。
一部のソーシャルゲーム内で複数カードをそろえると希少性の高いアイテムが獲得できる「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の仕組みが、消費者庁より景品表示法違反であることが指摘されました。
この問題をきっかけに、DeNA、GREE、MIXIに加えて、サイバーエージェント、ドワンゴ、NHN JAPANの6社で設立した「ソーシャルゲームプラットフォーム連絡協議会」ではコンプガチャの廃止を決定し、業界の成長のために自主規制(ガイドライン・ルール整備)を進めるようになったと考えられます。
ここまでは、DeNA、GREE、MIXIの3社の歴史を解説してきました。ここから記事の後半では、3社の業績比較や各社の業績の深掘りをしていきます。
この記事は、事業運営や経営に関心のある方、ソーシャルゲーム業界に関心のある方に最適な内容になっています。
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・最も売上高・営業利益が大きいのはMIXI
・DeNAの実態は●●事業の利益を●●に投資する脱ゲーム会社化
・GREEの実態は●●と●●によるエンタメ企業としての地位構築
・MIXIの実態は●●を絞りながらも、●●を推進
・まとめ