この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年8月7日、Yelpが2025年12月期Q2決算(4~6月)を発表しました。
近年、ChatGPTやPerplexityを始めとするAI検索の登場で「従来型の検索ビジネスが厳しくなる」という言説が広まっています。
その中でYelpは、従来の「ローカル検索」という強みを活かしながら、自然言語検索や生成AIへの対応を加速し、新たなビジネスモデルを確立しようとしています。
本記事では、Yelpの最新決算をもとに、AI時代における同社の戦略やビジネスモデルの変化を紐解いていきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
Yelpとは?

Yelpは米国市場を中心にローカルの口コミアプリ・サイトを運営する企業です。
レストランや美容院など幅広い業種の店舗情報をマップ形式で掲載し、利用者が評価やレビューを投稿できる点が特徴です。日本の食べログやホットペッパービューティーを合わせたようなサービス、とイメージすると分かりやすいでしょう。
広告掲載料や販促ツールの提供が主な収益源で、特に地域密着型の中小企業向け広告が強みです。
Yelp 2025年12月期Q2決算(2025年4月~6月)

Yelpの2025年12月期Q2決算(2025年4月~6月)を見ると、売上高はYoY+4%の$370M(約555億円)、純利益はYoY+16%の$44M(約66億円)で増収増益となりました。
また、主要KPIについて見ると、有料広告掲載数はYoY-3%、広告クリック数はYoY-7%、平均クリック単価はYoY+11%となっています。
この記事は、米国株に投資している方、ローカル広告やデジタルマーケティングの担当者、プラットフォームビジネスに関心がある方に最適な内容になっています。
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