この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2025年11月14日、株式会社サイバーエージェントが2025年9月期通期決算を発表しました。
今期は3つの主要事業がそれぞれ異なる動きを見せ、同社の事業構造が転換期に入っていることを示唆する内容となりました。
特にメディア&IP事業はABEMA開局以来10年ぶりの通期黒字化を達成。その一方で社長交代も発表され、次の成長ステージに向けてどのような戦略を描いているのか、注目度が高まっています。
本記事ではサイバーエージェントの最新決算を3つのポイントに絞って解説していきます。
サイバーエージェントとは?
サイバーエージェントは、広告、メディア、ゲームの3事業を中心に展開するインターネット企業です。
インターネット広告事業は国内トップクラスの取扱高を持ち、AI活用を強化する形で収益基盤を安定させています。メディア&IP事業ではABEMAを中心とした大型投資を続けてきましたが、コンテンツ制作力や広告商品開発によって収益改善が進んでいる状態です。
そしてゲーム事業はIP運用や外部決済導入によって利益の安定化が進み、全社として複数事業のバランスで成長機会を確保する体制が整いつつあります。
サイバーエージェント 2025年9月期通期決算(2024年10月~2025年9月)

サイバーエージェントの2025年9月期通期決算(2024年10月~2025年9月)を見ると、まず売上高はYoY+9.1%の8,740億円となり、創業以来28期連続の増収を達成しました。

また、営業利益についてはYoY+78.9%の717億円と大幅増益となりました。

一方で来期の業績見通しを見ると、営業利益は500~600億円の減益見通しとなりました。
これが市場の懸念材料となり、決算発表後に同社の株価が一時10%下落しています。
ここからは特に注目を集めるメディア&IP事業や、各事業領域で展開されている経営戦略について解説していきます。
この記事は、ネット業界に従事している方、メディア事業に関わっている方、普段からABEMAを利用している方に最適な内容になっています。
ここから先は、有料コンテンツになります。月額980円の定期購読にお申し込みください。定期購読では、この記事だけでなく、「決算が読めるようになるノート」の過去の有料記事も含めて閲覧することができます。
定期購読は初月無料のため、まずはお気軽に試してみてください。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
・メディア&IP事業の今後の戦略は?・インターネット広告事業は引き続き〇〇に注力・ゲーム事業は〇〇で営業利益が2倍に・まとめ












