この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年5月15日、ヴァージン・ギャラクティックが2025年Q1決算(2025年1月~3月)を発表しました。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
ヴァージン・ギャラクティックとは?
ヴァージン・ギャラクティックは、リチャード・ブランソンが2004年に設立した宇宙旅行企業です。民間人向けのサブオービタル(弾道飛行)宇宙旅行を提供しています。
同社は、母船から宇宙船を空中発射し、乗客に数分間の無重力体験を提供する方式を採用しています。
2023年には初の商業飛行を成功させ、2025年時点でチケット価格は約60万ドルになる見通しです。現在は次世代機「デルタ級」の開発を進め、2026年の商業運用開始を目指しています。
ヴァージン・ギャラクティック 2025年Q1決算(2025年1月~3月)
ヴァージン・ギャラクティックはサービスを本格的に提供していないため、営業費用やキャッシュフローが重要な決算指標になります。

ヴァージン・ギャラクティックの2025年Q1決算(2025年1月~3月)を見ると、営業費用は$88.9M(約133億円)で、前年より$21.3M(約32億円)減少しています。

また、キャッシュフローについて詳しく見ると、営業キャッシュフローは-$75.9M(約113.9億円)で前年より$37.3M(約56億円)改善されました。ただし、設備投資は前年比で約3.5倍と急増しています。
結果としてフリーキャッシュフローは$4.3M(約6.5億円)の改善にとどまりましたが、それでも資金燃焼ペースは緩和傾向にあることがわかります。
この記事は、宇宙ビジネスに関心のある方、スタートアップの文脈で宇宙開発を追っているビジネスマンの方、航空・防衛産業に関わる技術者の方、宇宙にロマンを感じる方に最適な内容になっています。
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