この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年6月3日、CrowdStrikeが2026年1月期Q1決算(2025年2月~4月)を発表しました。
CrowdStrikeはセキュリティプラットフォーム「Falcon」が有名ですが、2024年7月にある大事件が起きます。Windows端末の世界的なシステム障害です。
この大規模障害は世界中のビジネスに多大な影響を与えましたが、その原因となったのがCrowdStrikeのFalconのバグでした。
一方でCrowdStrikeは、大規模障害時は株価が急落したものの、2025年6月時点では最高値を更新し続けています。
なぜ多くの投資家は、大規模障害をもたらしたCwordStrikeに期待を寄せているのでしょうか?
本記事ではCrowdStrikeの最新決算をいくつかのポイントに絞って解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
CrowdStrikeとは?
CrowdStrikeは米国発のサイバーセキュリティ企業で、クラウドベースのAI駆動型セキュリティソリューション「Falcon」を提供しています。
現在、Falconは航空会社を始めとする大企業から政府機関まで、幅広い業種での導入実績があります。
2024年7月に大規模障害がありましたが、成長基調は維持しており、AI技術をさらに活用してサイバー攻撃に対応する戦略を強化しています。
CrowdStrike 2026年1月期Q1決算(2025年2月~4月)

CrowdStrikeの2026年1月期Q1決算(2025年2月~4月)を見ると、売上高はYoY+19.8%の$1.1B(約1,650億円)で増収です。

一方で営業利益はYoY-5.6%の$201M(約302億円)で減益となりました。また、フリーキャッシュフローもYoY-13.4%の$279M(約419億円)で減少しています。
この記事は、サイバーセキュリティ業界に興味がある方、クラウドビジネスに関心のある方、IT部門・情報システム担当者の方、AIに関心がある方に最適な内容になっています。
ここから先は、有料コンテンツになります。月額980円の定期購読にお申し込みください。定期購読では、この記事だけでなく、「決算が読めるようになるノート」の過去の有料記事も含めて閲覧することができます。
定期購読は初月無料のため、まずはお気軽に試してみてください。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
・2029年に市場規模が〇倍に成長する見込み・〇〇で顧客を囲い込み・Falconは〇〇を獲得・まとめ