ヒント:「Chatwork」の大規模な顧客基盤を、BPaaS(Business Process as a Service:業務プロセスアウトソーシングサービス)の事業拡大にどうつなげていくのでしょうか?さらに、BPaaSを通じて顧客企業との関係を深め、収益を拡大する仕組みにも注目です。
今回の記事では、2026年8月14日に2026年12月期 第2四半期決算を発表したkubellを取り上げます。
同社は、今回の決算のタイミングで全社のARR100億円ならびに導入社数100万社を突破しました。
kubellと言えば、国内最大級のクラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」のイメージが強いですが、拡大を進めているBPaaS事業の貢献も大きくなっています。
本記事では、kubellの次の成長を生む「BPaaS戦略」を考察していきます。
「Chatwork」を基盤にARR100億円突破、ストック型収益が成長をけん引

2026年12月期 第2四半期決算にて、kubellは全社ARR100億円超えを達成しました。
その内訳を見ると、主力の「Chatwork」を中心とするSaaS事業がARR79.2億円、拡大を進めているBPaaS事業が23.1億円となっています。

売上高ベースで見ると、第2四半期のSaaSドメインのストック売上高はYoY+6.4%と堅調に推移しています。
一方、第2四半期のBPaaSドメインのストック売上高はYoY+80.9%と高い成長率を維持しています。SaaSドメインで安定したストック収益を積み上げつつ、BPaaSドメインが全社のARR成長を力強く牽引している構図です。
つまり、kubellは「Chatwork」を中心としたSaaSで安定的な収益基盤を築きながら、BPaaSを新たな成長ドライバーとして育てています。
加えて「Chatwork」で築いた顧客基盤をBPaaSの顧客接点として活用することで、既存顧客へのクロスセルを進め、両事業の相乗効果を高めていく戦略です。
本記事の後半では、kubellの業績分析をしながら、次の成長を生む「BPaaS戦略」を考察していきます。
この記事は、SaaS事業に携わる方や興味がある方はもちろん、事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。
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