この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2026年6月24日、マイクロン・テクノロジー(以下、マイクロン)が2026年8月期Q3決算を発表しました。
マイクロンは世界有数の大手メモリメーカーで、近年は生成AI向けの高性能メモリ「HBM」の需要拡大を追い風に業績を急拡大させており、AIブームを支える重要企業の1社として注目を集めています。
今回の決算では、業績の急成長に加えて、同社がAI時代を見据えて生産能力の拡大や新たな市場の開拓を進めていることが明らかになりました。
また、メモリ業界のビジネスモデルそのものにも大きな変化が起き始めています。
本記事ではマイクロンの最新決算を3つのポイントに絞って解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
マイクロンとは?
マイクロンは米国アイダホ州に本社を置く半導体メーカーです。スマートフォンのメインメモリとして用いられるDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー)や、電源がなくても記憶を保持できるNANDフラッシュメモリを主力製品としており、世界有数のメモリメーカーとして知られています。
近年はAI向けの高性能メモリ「HBM(高帯域幅メモリ)」の需要拡大を追い風に急成長しています。特に、生成AI向けGPUに搭載されるHBMは供給不足が続いており、マイクロンの業績を大きく押し上げています。
また、同社はデータセンター向けだけでなく、PC、スマートフォン、自動車、産業機器向けにもメモリ製品を供給しており、AI時代のインフラを支える重要企業の1社として注目されています。
マイクロン 2026年8月期Q3決算(2026年3月~2026年5月)

マイクロンの2026年8月期Q3決算を見ると、売上高はYoY+346%の$41.4B(約6.2兆円)、営業利益は$33.7B(約5.1兆円)となりました。営業利益率は81%に達しており、半導体大手各社の直近決算ベースで見て、NVIDIA(約65%)やTSMC(約60%)と比較しても極めて高い水準です。
生成AI向けの高性能メモリ「HBM」を中心に需要が急拡大していることに加え、メモリ需給の逼迫を背景とした価格上昇も業績を押し上げました。
では、なぜマイクロンはこれほどの高収益を実現できているのでしょうか。
この記事は、AIブームによって半導体業界がどのように変化しているのか知りたい方、ロボティクスや自動運転が半導体市場に与える影響を学びたい方、半導体業界がなぜこれほど高い利益率を実現できるのか知りたい方に最適な内容になっています。
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