この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2026年6月10日、Oracle Corporation(オラクル)が2026年4月期通期決算を発表しました。
近年のOracleは、長年強みとしてきたデータベース事業に加え、クラウドやAIインフラ分野で存在感を高めています。特に生成AIブーム以降は、MicrosoftやAmazon、Googleと並び、大規模AI開発を支えるクラウド基盤の提供企業として注目を集めています。
そんな中で発表された今回の決算では、業績だけでなく、今後の成長戦略を示すさまざまな数字が投資家の関心を集めました。AI市場の拡大が続くなか、Oracleはどのような未来を描いているのでしょうか。
本記事ではOracleの最新決算を3つのポイントに絞って解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
Oracleとは?
Oracleは1977年に創業された米国のソフトウェア企業です。長年にわたり企業向けデータベース市場で高いシェアを持ち、世界中の大企業や政府機関の基幹システムを支えてきました。
近年はクラウド事業へ注力しており、自社クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を展開しています。特に生成AIブーム以降は、大規模AI開発に必要なGPU(画像処理装置)やデータセンターを提供するインフラ企業として存在感を高めています。
現在のOracleは単なるデータベース企業ではありません。MicrosoftやAmazon、Googleと並び、AI時代のクラウドインフラを担う企業へと変貌を遂げつつあります。
Oracle 2026年4月期通期決算(2025年5月~2026年4月)

Oracleの2026年4月期通期決算(2025年5月~2026年4月)を見ると、売上高はYoY+17%の$67.4B(約10.1兆円)、営業利益はYoY+16%の$28.9B(約4.3兆円)となりました。
一方で、今回の決算で市場の注目を集めたのは業績そのものではありません。Oracleは設備投資に$48B(約7.2兆円)を投じたほか、将来の売上を示すRPO(残存履行義務)はYoY+363%の$638B(約95.7兆円)まで拡大しました。
つまり現在のOracleは、「ソフトウェア企業」から「AIインフラ企業」へと大きく姿を変えつつあります。
ではなぜOracleはこれほど巨額の投資を実行できるのでしょうか。ここからは決算資料をもとに、その理由を3つのポイントで見ていきます。
この記事は、OracleがなぜAIブームの恩恵を受けているのか知りたい方、データセンター業界の最新動向を学びたい方、Oracleの将来性を決算から読み解きたい方に最適な内容になっています。
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