【決算速報】Q. 将棋AIで知られるHEROZに6期ぶりの最高益予想をもたらす3つの要素とは?

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決算が読めるようになるノート 決算解説
【決算速報】Q. 将棋AIで知られるHEROZに6期ぶりの最高益予想をもたらす3つの要素とは?
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今回、6月14日に決算発表しましたHEROZ株式会社(以下、HEROZ)を取り上げていきたいと思います。

HEROZは、最先端のAI技術を駆使して未来を創り出す日本の革新的な企業です。設立以来、HEROZは「驚きを心に」をコンセプトに、AI技術を用いた様々なサービスを提供してきました。

HEROZが特に注目を浴びたのは、2013年に同社のエンジニアが開発した将棋AIが現役のプロ棋士に勝利したことです。この歴史的な勝利は、AIの可能性を大いに示し、将棋界だけでなく多くの産業界からも高い評価を受けました。

HEROZは、将棋AIの開発を通じて蓄積した深層学習を含む機械学習によるAI関連の手法を、固有のコア技術としています。

https://heroz.co.jp/lp/

現在は、将棋に限らず様々な課題を解決するAIを各産業に提供しています。

「人間とAIが共に新しい価値を創り出し、AIX(AIトランスフォーメーション、以下「AIX」)の力で産業を変革し、世界を驚かせる。それがHEROZの目指すAI革命であり、未来を創っていく」という志を掲げています。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2460888/00.pdf?_fsi=06Tp9SXA

また、近年M&Aも活発に行い、2024年4月期ではエーアイスクエア社とティファナ・ドットコム社をグループ会社化しました。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2460888/00.pdf?_fsi=06Tp9SXA

それにより、より一層のグループシナジーを作り出してAI SaaSに力を入れていく方針です。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2460888/00.pdf?_fsi=06Tp9SXA

特にBtoBにおいて、カスタマイズされた個別のAIソリューションからパッケージ化されたAI SaaSの両輪で、企業のAIXを支援していく戦略です。

さて今回の決算発表内容を見ていきましょう。


HEROZの2024年4月期(2023年05月~2024年04月)

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2460888/00.pdf?_fsi=06Tp9SXA

通期累計で、売上高48.4億円(YoY+62.4%)、営業利益4.5億円(YoY+75.0%)、経常利益3.7億円(YoY+70.6%)でした。それぞれの達成率は99.8%、100.3%、90.0%となりました。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2460888/00.pdf?_fsi=06Tp9SXA

続いて、今期(2025年4月期:2024年5月~2025年4月)予想が発表され、売上高60億円(YoY+23.9%)、営業利益5億円(YoY+10.8%)、経常利益4.5億円(YoY+22.0%)との見込みとなっています。

今期は売上高・営業利益・経常利益の成長率は前期(2024年4月期)よりも落ちるものの、経常利益に関しては6期ぶりの過去最高の予想(売上高:前期に続いて今期も過去最高予想、営業利益:5期ぶりの過去最高予想)となっています。

この過去最高の売上予想には、何が貢献する見通しなのでしょうか?

また、HEROZの時価総額は200億円前後です(2024年6月現在)。国内上場企業の中で、まだまだ時価総額1,000億円を超えるAI企業は非常に少ないです。

はたしてHEROZは時価総額1,000億円を超えるAI企業になっていけるのでしょうか?

記事の後半では、決算資料をもとに考察していきます。

この記事は、AI関連業務に従事している方やAIやAI SaaSに興味・関心のある方に最適な内容になっています。



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・Q. 将棋AIで知られるHEROZに6期ぶりの最高益予想をもたらす3つの要素とは?の答え・M&Aによる●●●の成長からグループシナジーへ・リカーリング売上比率が増加傾向・●●率1%を下回り推移・まとめ


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