この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2026年9月10日、デジタルグリッド株式会社が2026年7月期通期決算を発表しました。
デジタルグリッドは、独自の電力取引基盤を通じて、企業の電力調達や再生可能エネルギーの導入、蓄電池の運用を支援しています。
電力市場では、価格変動や脱炭素化への対応が求められる一方、取引サービスの競争も激しさを増しています。
こうした環境下で同社は、既存事業の収益基盤を強化しながら、新たな事業領域への投資を加速させました。
上場後初となる通期決算から、電力取引プラットフォーム企業が次の成長段階へ進むための戦略が見えてきます。
本記事ではデジタルグリッドの最新決算を3つのポイントに絞って解説していきます。
デジタルグリッドとは?

デジタルグリッドは、独自の電力取引基盤「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を軸に、電力PF(プラットフォーム)、再エネPF、AS(アグリゲーションサービス)を展開する企業です。
2026年7月期の売上構成は、電力PFが82.7%、再エネPFが10%、ASが6.9%を占めました。
企業の電力調達や再エネ導入を支援するだけでなく、蓄電池の運用・投資まで事業領域を広げています。
デジタルグリッド 2026年7月期通期決算(2025年8月~2026年7月)

デジタルグリッドの2026年7月期通期決算を見ると、売上高はYoY+15.6%の71.1億円、営業利益はYoY+10.0%の30.2億円でした。
7期連続の増収増益を達成した一方、営業利益率はYoY-2.2ptの42.4%へ低下しています。
主力事業で手数料単価の調整が続くなか、同社は成長をどのように維持し、蓄電池を次の収益柱へ育てようとしているのでしょうか。
この記事は、電力市場のビジネスモデルに関心がある方、プラットフォーム企業が単価下落を乗り越える方法を知りたい方、リカーリング収益の積み上げ方を学びたい方、蓄電池ビジネスの収益化に関心がある方に最適な内容になっています。
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