オリックスは、「金融」と「モノ(事業)」をかけ合わせ、独自のビジネスモデルを築いてきた総合サービス企業です。リース業から出発し、現在は不動産、再生可能エネルギー、保険、航空機、アセットマネジメントなど、多様な分野に広がっています。
創業から60年以上、一度も赤字を出したことがない企業として知られ、2026年3月期(第26期)も最高益を更新しました。
過去最高益を3年連続で更新

オリックスの2026年3月期業績は、当期純利益4,473億円(前期比+27%)、税引前利益6,914億円(+44%)、ROE10.4%(+1.6ポイント)と、3年連続で過去最高を更新しました。
インドの再生エネルギー企業「Greenko(グリーンコー)」の株式売却益950億円に加え、不動産・保険・PE(未上場株投資)分野の好調が寄与しました。

三つの主要領域
金融
事業
投資
すべてで増益となり、バランスの取れた成長を見せました。
金融は安定的な利回り収益、事業は実物資産を活かした運営益、投資は売却・評価益異なると異なる構造同士が補い合い、景気局面に左右されない利益体質を形づくっています。
「金融」が支え、「事業」が稼ぎ、「投資」が伸ばす構造
オリックスは自社を「金融」「事業」「投資」という三つのカテゴリーで管理しています。

金融分野は、オリックス生命やオリックス銀行を中核に安定収益を生む基盤です。2026年3月期は利益1,892億円、ROE8.2%。生命保険事業では運用資産3.3兆円、外債分散による収益向上が進み、銀行事業は不動産と再エネ向けファイナンスを伸ばしています。
事業分野は、オペレーションを伴うリアルアセット領域で、利益2,371億円、ROE13.9%。自動車リース・レンテック(機器レンタル)・不動産・再エネなどが柱です。再エネ分野ではGreenkoの売却益や蓄電池運用益により前年から1,200億円の大幅増。発電設備3.6GWを超える世界規模のエネルギーポートフォリオを確立しました。

不動産事業も堅調で、うめきた2期再開発や大阪IR、物流施設など大型プロジェクトに加え、資産管理(AM事業)による運営・受託収益が伸びています。
投資分野はPE・資産運用・海外事業を含み、利益3,063億円、ROE13.6%。インドのGreenkoやオランダの資産運用会社Canara Robeco(カナラ・ロベコ)の株式売却に加え、不動産ファンド組成で利益を拡大。Hilco Global(米国の資産再生会社)買収や欧州RobecoのAUM拡大により、資産運用ビジネスの基盤が整備されました。











