ヒント:アイデミーのAI関連教材は「学び切り型(継続受講が生じにくい)」の比重が高い
この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。
2025年8月14日、アクセンチュアがアイデミーに対してTOB(Takeover Bid:株式公開買い付け)を実施することを発表しました。
2023年に上場したアイデミーは、わずか2年でアクセンチュアに買収される道を選びました。
本記事では、なぜアイデミーが売却先としてアクセンチュアを選んだのか、その理由に迫っていきます。
アイデミーとは

アイデミーはAI人材育成に特化した日本企業で、主に以下の3つの事業を展開しています。
①AI/DXリスキリング事業:個人のキャリアアップを支援(売上構成比10.3%)
②AI/DXプロダクト事業:オンライン学習コンテンツや実践型の研修を提供(売上構成比56.9%)
③AI/DXソリューション事業:AIを中心に顧客に伴走しながらソリューションを提供(売上構成比32.8%)
以上より、アイデミーの売上の大半を占めるのは、②と③が含まれる法人向け事業です。
アクセンチュアによるアイデミーの買収
2025年8月14日、アクセンチュアがアイデミーに対してTOBを実施することを発表しました。
買い付け価格は普通株式1株1,450円、発行済み株式総数は約400万株のため、アクセンチュアは約58億円を投じてアイデミーを買収することになります。なお、買収完了後はアイデミーを上場廃止する予定です。
また、同社の筆頭株主で44.1%の株式を保有する石川聡彦社長は、既に買い付けに応募する契約を結んでいます。
アイデミーは2023年6月に上場しましたが、わずか2年でアクセンチュアに買収され、上場廃止となります。一体なぜ、アイデミーはアクセンチュアに買収される道を選んだのでしょうか?
この記事は、教育テックに関心がある方、自社のEXIT戦略を考えている経営者の方、人材育成に携わっている方に最適な内容になっています。
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・Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?の答え・アクセンチュアがアイデミーを買収する理由・インソースは増収増益でアイデミーは減収減益・アイデミーが売却先としてアクセンチュアを選んだ理由・まとめ