Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?

アイデミーは短期間で上場後、AIリスキリング事業の強化と顧客関係維持を目的にアクセンチュアに買収された。

決算が読めるようになるノート 決算解説
Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?
  • Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?
  • Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?
  • Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?
  • Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?
  • Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?

ヒント:アイデミーのAI関連教材は「学び切り型(継続受講が生じにくい)」の比重が高い

この記事は星島カナタによるゲスト投稿です。

2025年8月14日、アクセンチュアがアイデミーに対してTOB(Takeover Bid:株式公開買い付け)を実施することを発表しました。

2023年に上場したアイデミーは、わずか2年でアクセンチュアに買収される道を選びました。

本記事では、なぜアイデミーが売却先としてアクセンチュアを選んだのか、その理由に迫っていきます。


アイデミーとは

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5577/tdnet/2654026/00.pdf

アイデミーはAI人材育成に特化した日本企業で、主に以下の3つの事業を展開しています。

①AI/DXリスキリング事業:個人のキャリアアップを支援(売上構成比10.3%)
②AI/DXプロダクト事業:オンライン学習コンテンツや実践型の研修を提供(売上構成比56.9%)
③AI/DXソリューション事業:AIを中心に顧客に伴走しながらソリューションを提供(売上構成比32.8%)

以上より、アイデミーの売上の大半を占めるのは、②と③が含まれる法人向け事業です。


アクセンチュアによるアイデミーの買収

2025年8月14日、アクセンチュアがアイデミーに対してTOBを実施することを発表しました。

買い付け価格は普通株式1株1,450円、発行済み株式総数は約400万株のため、アクセンチュアは約58億円を投じてアイデミーを買収することになります。なお、買収完了後はアイデミーを上場廃止する予定です。

また、同社の筆頭株主で44.1%の株式を保有する石川聡彦社長は、既に買い付けに応募する契約を結んでいます。

アイデミーは2023年6月に上場しましたが、わずか2年でアクセンチュアに買収され、上場廃止となります。一体なぜ、アイデミーはアクセンチュアに買収される道を選んだのでしょうか?

この記事は、教育テックに関心がある方、自社のEXIT戦略を考えている経営者の方、人材育成に携わっている方に最適な内容になっています。



ここから先は、有料コンテンツになります。月額980円の定期購読にお申し込みください。定期購読では、この記事だけでなく、「決算が読めるようになるノート」の過去の有料記事も含めて閲覧することができます。
定期購読は初月無料のため、まずはお気軽に試してみてください。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。

・Q. 上場からわずか2年、AI人材育成のアイデミーはなぜアクセンチュアに買収される道を選んだのか?の答え・アクセンチュアがアイデミーを買収する理由・インソースは増収増益でアイデミーは減収減益・アイデミーが売却先としてアクセンチュアを選んだ理由・まとめ


《決算が読めるようになるノート》

関連タグ

特集