ヒント:Unityの3つの復活戦略は以下の3つ
・#1 ●●による長期戦へ、調整後EBITDAは大きく黒字化
・#2 「IronSource」買収による●●拡大
・#3 ●●への積極投資
本日は、世界最大のゲームエンジン「Unity(ユニティ)」を提供するUnity Technologies(以下、Unity)の成長戦略をご紹介します。
ゲームエンジンはゲームを簡単に作るためのツールで、Unityは映像や音などの処理ができたり、iOSやAndroid、XBOXやPS4などに拡張する機能を有しているなど、多機能な統合開発プラットフォームです。
そんなUnityはFY2022Q2~Q3にかけて、売上成長が一時的に大きく鈍化していましたが、その後は復活を遂げており、最新のFY2023Q2決算の時点ではYoY+79.6%の高成長を記録しています。
この記事では、Unityが復活のために取った3つの戦略について解説します。
世界最大のゲームエンジン「Unity」とは?
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Unityは2005年に開発された世界最大のゲームエンジンです。簡単なゲームであればプログラミング不要で開発でき、iOSやAndroid、PS4などの20以上の様々なプラットフォームに対応しています。
2020年のUnity Japanの記事によると、全世界の新規モバイルゲームの50%はUnityで作られており、全世界のモバイルゲーム売上の上位1,000タイトルのうち50%がUnity製とのことで、「ドラゴンクエストウォーク」や「ポケモンGO」などの大ヒットアプリもUnityで作られているそうです。
参考:Unityの歴史と成長秘話 ~noteアカウント開設によせて~(note)
Unityのビジネスモデル
Unityは主に2つの方法でマネタイズしています。
(1) Create Solutions: 制作ソリューション
Unityでゲーム開発を行うためのサブスクリプション課金事業(※直近12ヶ月間で10万ドル以上の売上又は資金調達をしていない場合は、Unity Personalという無料プランを利用することが可能)
(2) Grow Solutions: 成長ソリューション
ゲームの利用状況のモニタリングやユーザーへの課金管理サービスなどを提供する事業。エンドユーザーからの収益を折半する従量課金モデル。
売上は一時成長が鈍化するも持ち直し
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次に、Unityの売上と前年同期比成長率を見ると、FY2022Q2及びQ3は一時的に成長が鈍化したものの、FY2022Q4以降は持ち直して順調に成長しています。
この成長鈍化の要因は、コロナ禍による追い風が落ち着いたことや多くの企業で広告費用の削減、Appleのプライバシー強化による広告ターゲティングへの影響によるものです。
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上図はUnityの株価推移で、2022年5月から株価が大幅に下落しているのは、成長鈍化の決算発表と株式市場全体の弱気な相場の影響です。
その後もUnityの株価は低迷し、8月25日時点で同社の株価は$33.85(約3,385円)と、最高値から80%以上下落しています。
各セグメント別の売上推移
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次に、Unityの売上をセグメント別に見ると、Create Solutions(サブスク課金型)はほぼ横ばいで推移しており、Grow Solutions事業(上図灰色:収益折半の従量課金型)が全体の売上成長を牽引していることが分かります。
ここまで、Unityの事業内容や決算内容について整理してきました。記事の後半では、Unityの今後の戦略について解説しています。
この記事は、ゲーム事業に従事している人やゲームが好きな方、Unityを利用している方におすすめの内容となっています。
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・Q. 世界最大のゲームエンジンのUnity、成長減速からの3つの復活戦略とは?の答え
・#1 ●●による長期戦へ、調整後EBITDAは大きく黒字化
・#2 「IronSource」買収による●●拡大
・#3 ●●への積極投資(●●, ●●活用)
・まとめ