世界最大のカジノ企業「ラスベガス・サンズ」がマカオ事業で苦戦している理由とは?

ラスベガス・サンズは2025年Q2決算で増収増益も、マカオの中国内陸部客が回復遅れで苦戦中。

決算が読めるようになるノート 決算解説
世界最大のカジノ企業「ラスベガス・サンズ」がマカオ事業で苦戦している理由とは?
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2025年7月23日、ラスベガス・サンズが2025年12月期Q2決算を発表しました。

日本でラスベガス・サンズは、大阪IR(統合型リゾート)や横浜のIR誘致の際に話題になった企業です。当時は日本のIR事業への参画を検討していたラスベガス・サンズですが、2020年に日本のIR事業からの撤退を表明します。

また、元々はラスベガスで「ザ・ベネチアン」や「サンズ・エクスポ&コンベンションセンター」を運営していましたが、2022年に売却を完了し、現在は中国やシンガポールなどのアジア市場を中心に事業を展開しています。

そんなラスベガス・サンズが、近年はマカオ事業で苦戦しています。それはなぜなのでしょうか?

本記事ではラスベガス・サンズの最新決算をいくつかのポイントに絞って解説していきます。

この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。


ラスベガス・サンズとは?

ラスベガス・サンズは、かつてソフトバンクにコンピュータ見本市「COMDEX」を売却したシェルドン・アデルソン氏が、その売却資金を元手に設立したIR運営企業です。

従来は「ザ・ベネチアン」などラスベガスでIR施設やコンベンションセンターを運営していましたが、2022年に売却を完了し、現在は「サンズ・マカオ」やシンガポールの「マリーナベイ・サンズ(MBS)」など、アジア事業に注力しています。

収益の多くはカジノ事業に依存していますが、近年はMICE(会議・研修旅行・国際会議・展示会)やリテール事業にも力を入れ、収益の多角化を図っています。


ラスベガス・サンズ 2025年12月期Q2決算(2025年4月~6月)

https://s28.q4cdn.com/640198178/files/doc_financials/2025/q2/LVS-2Q-2025-Presentation-Deck.pdf

ラスベガス・サンズの2025年12月期Q2決算を見ると、売上高はYoY+15.0%の$3.2B(約4,800億円)、純利益はYoY+30.6%の$461M(約692億円)で増収増益となりました。

この記事は、IRやカジノに興味がある方、サンズのIR施設に行ったことがある方、インバウンド事業に関心がある方、エンタメ・旅行業界に従事している方に最適な内容になっています。



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・MBSは〇〇が回復・マカオ事業は〇〇からの一般客回復が遅い・〇〇事業は安定基調・まとめ


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