AT&Tの勝ち筋はどこにあるか? toCは好調維持、toBはレガシー脱却に苦戦

この記事は星島てるによるゲスト投稿です。

決算が読めるようになるノート 決算解説
AT&Tの勝ち筋はどこにあるか? toCは好調維持、toBはレガシー脱却に苦戦
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この記事は星島てるによるゲスト投稿です。

2025年4月23日、AT&Tが2025年Q1決算を発表しました。

近年のAT&Tは、通信事業に注力することで経営体質を効率化し、投資家から「純粋な通信株」として高い評価を受けています。

実際に携帯電話事業を始めとするtoC事業は好調で、安定したキャッシュを生み出すことに成功しています。

本記事ではAT&Tの最新決算をいくつかのポイントに絞って解説していきます。

この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。


AT&Tとは?

AT&Tは1983年に設立されたアメリカを代表する大手通信会社です。

主な事業内容としては以下が挙げられます。

・携帯電話事業
・ファイバー事業(固定インターネット・光回線など)
・法人向け通信サービス事業

AT&Tは「通信とメディアの融合」を進めるためにメディア関連企業の買収を進めていましたが、これが原因で負債が膨らみ、多くの株主から批判されていました。

そのあと、2020年代に入ってからはメディア事業を売却するなど、事業を整理するようになり、現在は通信事業に注力する姿勢を見せています。


AT&T 2025年Q1決算(2025年1月~3月)

https://investors.att.com/~/media/Files/A/ATT-IR-V2/financial-reports/quarterly-earnings/2025/1Q-2025/1Q25_ATT_Earnings.pdf

AT&Tの2025年Q1決算を見ると、売上高はYoY+2%の$30.6B(約4.6兆円)、調整後EBITDAはYoY+4.4%の$11.5B(約1.7兆円)となりました。

また、フリーキャッシュフロー(FCF)は$3.1B(約4,650億円)で、FCF率は約10%と安定したキャッシュ創出力があることがわかります。

この記事は、通信業界に従事している方、高配当株に興味がある方、米国株に関心がある方に最適な内容になっています。



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