この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年2月20日、ウォルマートが2025年1月期Q4決算を発表しました。
世界最大の小売企業として知られるウォルマートは、Amazonを始めとするECサイトの時代でも、順調に増収増益を達成し続けています。
最新決算でも増収増益を達成したウォルマートですが、来期の見通しは慎重です。この謙虚な姿勢と徹底された危機管理が、ウォルマートの強みなのかもしれません。
本記事では決算ポイントをいくつか紹介しながら、ウォルマートの強さに迫っていきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
ウォルマートとは?
ウォルマートは全世界で1万店舗以上出店する世界最大の小売企業です。
「Saving people money so they can live better.(お客様に低価格で価値ある商品をお届けし、より豊かな生活に寄与すること)」を企業理念とし、年間を通じて幅広い商品を低価格で取り扱っています。
なお、現在は以下の3つのセグメントに分かれています。
・ウォルマートUS:アメリカで運営されている事業
・ウォルマート・インターナショナル:米国外の事業を統括
・サムズクラブ:倉庫型の会員制スーパーマーケット
ウォルマート 2025年1月期Q4決算(2024年11月~2025年1月)

ウォルマートの2025年1月期Q1決算(2024年11月~2025年1月)を見ると、売上高はYoY+5.3%の$180.6B(約27.1兆円)となりました。

一方で調整後営業利益はYoY+9.4%の$7.8B(約1.2兆円)で、2025年1月期全体を通して、増収増益を達成していることがわかります。
この記事は、小売業界に興味がある方、ECの動向に関心がある方、小売業界に従事している方に最適な内容になっています。
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・米国事業は〇〇が好調・国際事業は〇〇が牽引・来期の〇〇は慎重な見通し・まとめ