この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年4月15日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が2025年Q1決算を発表しました。
注目すべきは今年1月に発表された大型買収です。J&Jは、中枢神経系疾患の治療薬を開発する米イントラセルラー・セラピーズを約146億円(約2.2兆円)で買収し、同社のうつ病治療薬は年内にも承認される見通しです。
本記事ではJ&Jの今後を占う上で重要な最新決算について、ポイントを絞ってわかりやすく解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
J&Jとは?
J&Jはアメリカを拠点とする世界最大級のヘルスケア企業です。主に医薬品、医療機器を販売しています。
資本力を活かした大規模な研究開発力と買収戦略が強みで、2025年にはイントラセルラーの買収に成功しました。
一般的に製薬業界は、研究開発の成否で業績が大きく変動しますが、J&Jは適切な創薬ポートフォリオを組むことで安定した成長を実現しています。
J&J 2025年Q1決算(2025年1月~3月)

J&Jの2025年Q1(2025年1月~3月)の業績を見ると、売上高はYoY+2.4%の$21.9B(約3.3兆円)、純利益はYoY+237.9%の$11.0B(約1.7兆円)で増収増益を達成しました。
販売費や研究開発費を抑制したのが純利益増加の主要因です。
この記事は、医薬・製薬業界に従事している方、ヘルスケア業界に興味がある方、医療業界に関心がある学生・就活生の方に最適な内容になっています。
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・医薬品事業は〇〇で成長・医療機器事業は〇〇が成長を牽引・イントラセルラーのうつ病治療薬が2025年に承認か・まとめ