2024年8月上旬から中旬にかけて、インターネット広告会社の決算が相次いで発表されました。本日は、主要7社の最新の決算発表から気になる数字を比較していきます。
インターネット広告会社の決算の全体感を掴む際にぜひ参考にしてください。
・セプテーニ・ホールディングス(以下、セプテーニ)
・アドウェイズ
・デジタルホールディングス
・ジーニー
・ユナイテッド
・インタースペース
・ファンコミュニケーションズ
広告事業の数値を比較していますので、売上と営業利益は各社のセグメントの売上とセグメント利益を参照しています。各社の参照したセグメントは以下になります。
・セプテーニ:デジタルマーケティング事業+メディアプラットフォーム事業
・アドウェイズ:アドプラットフォーム事業+エージェンシー事業
・デジタルホールディングス:広告事業
・ジーニー:広告プラットフォーム事業+マーケティングSaaS事業
・ユナイテッド:アドテク・コンテンツ事業
・インタースペース:CPAソリューション事業+ADコミュニケーション事業
・ファンコミュニケーションズ:パフォーマンスマーケティング事業+メディア事業
まず、各社の売上高を見ていきましょう。
インターネット広告会社7社の最新四半期売上高と売上成長率(YoY)
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2024年4月~6月四半期売上高は、セプテーニが67.5億円と7社の中で最も高い結果となりました。一方で、売上成長率はYoY+3.04%であり、電通グループが発表した2024年の日本の広告費成長率予測であるYoY+3.1%とほぼ同じ水準となっています。
売上成長率が一番高かったのはジーニーで、YoY+31.4%でした。
ジーニーは、特にマーケティングSaaS事業において、エンタープライズ領域の開拓も進みYoY+42%の高成長を実現したことが、高い成長率に貢献しています。
記事の後半では、さらに営業利益などの主要数値を比較していきます。この記事は、インターネット広告企業の最新の決算結果が知りたい方や、広告事業に興味がある方に最適な内容になっています。
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