ワークマン4期ぶり最高益 リカバリーウエア好調で何が起きているのか

ワークマンは第3四半期で4期ぶりの過去最高益を達成。リカバリーウエア「メディヒール」の予想超過の好評、気候変動対応のMD見直し、ワークマンカラーズ拡大が成長を牽引。カジュアル分野が急成長する一方、作業服専門店から機能性カジュアルの総合アパレルへの転換が進んでいる。

決算が読めるようになるノート 決算解説
ワークマン4期ぶり最高益 リカバリーウエア好調で何が起きているのか
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ワークマンは作業服・作業用品の専門チェーンです。全国約1,100店舗をフランチャイズ中心に展開し、近年は「ワークマンプラス」「ワークマン女子」など一般向け業態を拡大。高機能・低価格のPB商品が支持され、アウトドアやカジュアル市場にも進出しています。


2026年3月期第3四半期決算

株式会社ワークマン 2026年3月期 第3四半期 決算説明会資料

2026年3月期第3四半期累計(4-12月)の業績は、チェーン全店売上高1,659億75百万円(前年同期比+12.0%)、営業総収入1,243億3百万円(同+15.5%)、営業利益252億20百万円(同+22.0%)、経常利益258億47百万円(同+22.9%)、四半期純利益160億37百万円(同+23.2%)となりました。

第3四半期では、4期ぶりの増収増益・過去最高益を達成しています。

好調の要因は複合的です。第3四半期累計期間を通じて気候に恵まれ、季節商品が好調に推移したほか、リカバリーウエアが想定を上回る反響となり、売上計画を超過(3Q累計計画比+1.3pt)しました。

利益面では、営業総利益の主な増加要因として、加盟店からの収入+29億82百万円、自営店荒利益+18億19百万円、海外仕入利益+34億57百万円が挙げられます。

特に海外仕入利益の貢献が大きく、海外仕入利益は90億71百万円(前年同期比+61.6%)と大幅に増加しました。平均決済レートは147.22円(前期143.35円)、海外直接仕入高は+28.4%(純仕入に占める比率64.8%)となっています。

既存店売上の回復

株式会社ワークマン 2026年3月期 第3四半期 決算説明会資料

既存店売上高は力強い回復を見せています。第1四半期の既存店売上は+9.3%、第2四半期は+3.8%、第3四半期は+7.2%と推移しました。

第1四半期は、熱中症対策の法的義務化や気温の上昇に加え、春夏商品の価格戦略を見直したことで大幅に伸長しました。第2四半期は、記録的な猛暑で夏物が好調に推移し、9月度はリカバリーウエアが売上を牽引しています。第3四半期は、リカバリーウエアや冬物衣料が好調に推移しました。

株式会社ワークマン 2026年3月期 第3四半期 決算説明会資料

販売状況を見ると、チェーン全店売上高は+12.0%、客数は+7.0%、客単価は3,224円(+4.7%)となっています。既存店では売上高+6.9%、客数+2.3%、客単価3,220円(+4.5%)でした。

気候変動に伴うシーズンMDの見直しが奏功したことや、リカバリーウエアのヒットが牽引し、全国規模で売上が伸長しています。

商材別の動向 カジュアルが急成長


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