A. 以下の4つが必要になると考えられます。これらは、web2のものとは異なり、ブロックチェーンとの接続が必要になる全く新しいものになるでしょう。
・広告管理プラットフォーム
・Analyticsプラットフォーム
・Attributionプラットフォーム
・CRM
今回の記事は「web3企業にとっての最適なマーケティング」というテーマの続きです。これまでの記事をご覧になっていない方はそちらもご覧ください。
【web3】Q. web3時代のユーザー獲得マーケティングでCookieの代わりになるものは?
【web3】Q. web3企業のユーザー獲得コストは、web2企業と比べて高いのか?安いのか?
今回のテーマのヒントになる記事は、こちらからご覧いただけます。
The Web3 Marketing Stack: The Next Big Wave in Crypto by @ttunguztomtunguz.com
web3プロジェクトが(最も)重視するKPIとは?
まず始めに、今回の記事で一番大事なポイントに触れます。
web3プロジェクトが最も重要視すべき KPI を一つだけ挙げろと言われたら、一体何になるでしょうか。
答えはこれです。
(対象のweb3サービスに)暗号資産ウォレットをリンクしたユーザー数
多くのweb3系のサービスでは、ウォレットを、ユーザー登録やログインの代わりに利用するケースがほとんどです。ユーザーがウォレットをリンクしてくれないと、そもそもサービスを使ってもらう事が出来ません。
したがって、web3型のサービスにおいては、この指標が最重要のKPIになります。
web3プロジェクトがマーケティング上で重視すべきKPIとは?
では、それ以外にweb3プロジェクトがマーケティング活動を行う上で、重要になるKPIはどのようなものが考えられるでしょうか。

1.Discord上のアクティブユーザー数
2.Discord上の投稿数
3.トークンの売買回数
4.トークンの売買金額
5.アクティブユーザー数(MAU, DAU)
1~2は、コミュニティがどの程度活発かを表す指標です。多くのweb3プロジェクトはDiscord上にコミュニティを保有しており、そこでのアクティブユーザーの発言数が多ければ多いほど、web3プロジェクトのコミュニティが活発であると言えます。
3~4は、web3プロジェクトが発行するNFTなどのトークンがどの程度売買されているかを表す指標です。当然ですが、売買が活発であるトークンを管理している方がweb3プロジェクトとして発展しているといえます。
5は、実際にweb3プロジェクトのサービスをアクティブに利用してくれているユーザーが、どの程度いるかというものを表す指標です。冒頭に最重要KPIとして触れた「ウォレットをリンクしたユーザー」も同じ観点の指標といえます。
最後の5の指標は外からは見えにくいですが、1~4の指標に関しては、外からもある程度見ることができますので、皆さんも是非注目してみてはいかがでしょうか。
web3プロジェクトのために必要になるマーケティングソフトウェアとは?
では、web3プロジェクトが、特に広告を使ってお金をかけてユーザー獲得をしたいとなった場合に、どのようなサービスが必要になるかを考えてみましょう。

こちらは、ベンチャーキャピタリストのトーマスさんが書いた図になります。
ぱっと見た感じでは、これまで皆さんがよく見てきたweb2の世界と似ていると言えるのではないでしょうか。
具体的には以下の四つのサービスが必要になると考えられます。
・広告管理プラットフォーム
・Analyticsプラットフォーム
・Attributionプラットフォーム(成果に対して広告の貢献度を測定)
・CRM
こう見るとweb2の世界と同じに見えるかもしれませんが、実際には利用するサービスはweb2とweb3では全く異なると考えてよいでしょう。
web3の世界での広告主は、おそらくAirDropを使ってウォレットのコネクト数を増やそうとするでしょうし、従来型のアドネットワークも使うかもしれませんし、Discord上に広告を出すということも十分考えられます。まだ我々が想像もできないような広告チャネルが出てくる可能性もあります。
以前の記事でも書いた通り、web3の世界では、ウォレットのアドレスを識別子にしてそのユーザーのブロックチェーン上での活動履歴をもとに広告ターゲティングを行うことが予想されます。
【web3】Q. web3時代のユーザー獲得マーケティングでCookieの代わりになるものは?
Attributionプラットフォームも、広告の成果測定をする際に、ブロックチェーン上でのユーザーの行動履歴を基に成果判定を行うことになるはずです。
よって、web3の世界での広告は、ブロックチェーン上の行動履歴を正確に把握することが何よりも大切になってきます。
簡単にまとめると、web3の世界におけるマーケティングにおいては「ブロックチェーン上での行動履歴をウォレットという識別子を用いて分析していく」ということが必須になるということを覚えておくと良いと思います。
web3プロジェクトのためのマーケティングサービス一覧
まだ群雄割拠なweb3の世界ですが、web3プロジェクトのためのマーケティングサービス自体はまだあまり出てきていません。

いくつか目についたものを以下に挙げておきますが、まだまだ業界として発展していく余地が十分あるかと思いますので、興味がある方はこれらを参考に新サービスを考えてみてはいかがでしょうか。
Web 3.0 Marketing - Full-Service Marketing & PR - flexe.io
NFT Promotion Services - NFT Marketing Company
Web3 Marketing Agency - Web3 PR Agency
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
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