今回は「経済の血液」と表現され、今後ますます需要が増えていくといわれている半導体を陰から支える、日本を代表する半導体装置メーカー5社の2024年7-8月発表の最新決算から、主要数字を見ていきます。
そして、最後には筆者が最も気になる各社の平均年間給与の比較を発表していきたいと思います。
▼今回取り上げる5社の分野▼
・東京エレクトロン:半導体製造装置全般(特にエッチング装置、成膜装置)
・ルネサス エレクトロニクス: マイクロコントローラ(特に車載用MCU)
・ディスコ:半導体製造プロセスで使用される「ダイシング装置」や「研削・研磨装置」
・レーザーテック:最先端の半導体製造プロセスに欠かせない「マスク欠陥検査装置」や「ウェハ検査装置」
・アドバンテスト:半導体テスト装置
まずは各社の売上を見ていきましょう。
半導体装置メーカー5社の売上比較
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四半期売上の推移をみますと、東京エレクトロンの売上規模が1番大きく、次いでルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)となっています。
ディスコやレーザーテックは、四半期あたり1,000億円を超える売上になることは、現時点でほとんどないことがわかります。
記事の後半では、さらに成長率や利益率を見ていき、従業員の平均年間給与の比較をしていきます。売上では他3社を圧倒した東京エレクトロンとルネサスの勢いは、給与にも反映されているのでしょうか。従業員の給与はどの数字と相関関係があるのか探ります。
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・半導体装置メーカー5社の主要数字比較・売上成長率・営業利益・営業利益成長率・売上営業利益率・平均年間給与・まとめ