2024年11月5日に株式会社ワークマンは、2025年３月期 第２四半期の決算を発表しました。ワークマンは作業服やアウトドア用品を幅広く提供する企業で、近年では「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」といった新業態を展開し、一般消費者層にも人気を博しています。
2025年3月期上期の業績分析
2025年3月期上期の売上高は、前年同期比0.3％増の65,795百万円で、ほぼ前年と同水準を維持しています。経常利益も0.7％減の121億79百万円と、収益性はわずかに落ちていますが、概ね計画通りの推移です。
セグメント別に見ると、主力のプライベートブランド（PB）商品が堅調に推移し、チェーン全店売上高に占めるPB比率は64.1％（前年同期比0.2ポイント増）とわずかに増加しました。また、猛暑の影響で夏用商品が好調に売れたほか、季節商品やアウトドア向け商品への需要が寄与しています。特にファンウェアや速乾性のある衣料品は需要が高く、全体の売上を下支えしました。
店舗別では、フランチャイズ店の売上が831億84百万円（前年同期比3.9％増）でチェーン全体の91.2％を占める一方、直営店は80億24百万円（前年比24.1％増）と高い成長率を示し、直営店の拡充が今後の成長に寄与する見通しです。
7-9月期のトピックス
7-9月期においては、夏の猛暑の影響もあり、季節商品が堅調に売上を伸ばしました。特に、「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」の店舗で扱われるアウトドア・カジュアル衣料が多くの消費者から支持を集め、売上を支えました。ファンウェアや冷感素材の商品が人気を集めたことで、夏の季節商戦において好調な販売を記録しました。
