この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
2025年2月13日、クロックスが2024年12月期Q4決算を発表しました。
クロックスと言えばサンダルが有名で、普段使いされている方も多いのではないでしょうか。
そんなクロックスは、2024年に過去最高売上を達成するも、営業利益は減益となりました。その原因の1つは、2022年に買収したカジュアル靴ブランドのHEYDUDEの不振にあるようです。
本記事ではクロックスの最新決算をいくつかのポイントに絞って解説していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
クロックスとは?

2002年に創業されたクロックスは、現在はクロックスブランドとHEYDUDEブランドの2種類のブランドを展開しています。

クロックスブランドの主力製品は、定番アイテムのクロッグで75%を占めています。

一方でHEYDUDEについては、主力商品のWendy(女性用)とWally(男性用)のシルエットを用いた製品が、売上の大部分を占めているようです。
クロックス 2024年12月期決算(2024年1月~12月)

クロックスの2024年12月期決算(2024年1月~12月)について見ていくと、売上高はYoY+4%の$4.1B(約6,150億円)、営業利益はYoY-4%の$1.1B(約1,650億円)となっています。
ブランド別の売上を見ると、クロックスブランドがYoY+10%の$3.3B(約4,950億円)なのに対して、HEYDUDEブランドがYoY-13%の$824M(約1,236億円)となりました。
以上のことから、HEYDUDEの不振が減益要因の1つだと考えられます。
この記事は、クロックスの靴を利用している方、靴に関心がある方、ファッションブランドに興味がある方に最適な内容になっています。
ここから先は、有料コンテンツになります。月額980円の定期購読にお申し込みください。定期購読では、この記事だけでなく、「決算が読めるようになるノート」の過去の有料記事も含めて閲覧することができます。
定期購読は初月無料のため、まずはお気軽に試してみてください。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
・高い〇〇で高収益体質を維持・中国市場での成長が鍵を握る理由・HEYDUDEは売上高が不振だが、今後の戦略は?・まとめ