プロジェクト一覧

プロジェクト一覧

プロジェクト名 カテゴリ 概要
「zkMe」はゼロ知識アイデンティティ・オラクルプロバイダー。同社のサービスを利用することで、ユーザーはプライバシーを侵害することなく、承認された当事者に自分の資格情報を開示できるようになり、個人情報を漏洩することなく、デジタルIDを作成したり管理できるようになる。 同社は今回、プライバシーを安全に保ちながら、DAppsがユーザーの適格性を効率的に検証するための安全な方法を実装た。同社が開発した「SSIモバイルアプリ」を使用すると、ユーザーはデータを暗号化・匿名化し、ZKPを使用して自分のデバイス上で主張を証明することができる。これにより、自分以外の人間が個人を特定できないようになる。 今回の資金調達により、zkMeは1 か月以内にテストを完了し、顧客をメインネットにオンボーディングすることを目指している。
「Tabi」は、BNBチェーンに焦点を当てたNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス。同社は現在は、NFTの主な用途として収集品・プロフィール写真 (PFP​​)としているが、ゲーム、金融、芸術、メンバーシップなどの領域に広がるビジョンを追及する意向を示している。 同社は現在、マーケットプレイス、ローンチパッド、オンチェーンアイデンティティプロトコルという3つの主要な機能を持ち、近日中にもβ版としてリリースされる予定。同サービスはBNBチェーンを基盤とするため、高速なトランザクションとコスト効率の良いNFT取引を可能にする。また、NFTプロジェクトのローンチを支援するため、ローンチパッドでは、NFTの発行や販売、マーケティング、コミュニケーションなどを補完する。 オンチェーン・アイデンティティ・プロトコルにより、同サービスのユーザーはブロックチェーン上で行う各アクションを経験値として蓄積し、将来的には特典や報酬として引き換えることが可能になる。このような仕組みは、NFTを集めることや取引することがユーザーにとってより有益な経験となる可能性を秘めている。 今回調達された資金は、主に「Tabi Launchpad」、ゲームプレイ エコシステム、オンチェーン・IDプロトコルの構築に使用されるとのこと。
DeGameは、世界最大ののNFTゲームアグリゲーターで、2021年以来4,000以上のブロックチェーンゲームプロジェクトと1,000以上のトークンとチェーンをリストしている。 2023年に、web3ユーザーが新しいプロジェクトやゲームを発見してプレイできるProof of ContributionプラットフォームであるDeGameコミュニティを立ち上げ、初期の開発者、プロジェクトアンバサダー、KOL、コミュニティオーガナイザーは、プロジェクトへの貢献を証明し、アイデンティティの役割と報酬によって評価を得ることが出来る。
「Anoma Foundation」は、ブロックチェーン技術の非営利団体。開発者が分散型アプリケーションを構築するのに役立つフルスタック・アーキテクチャである 「Anoma」と、トランザクションの各当事者が資産を個別に選択できるプライベート・トランザクションを可能にするレイヤー1・ブロックチェーンである「Namada」を監督するスイスの非営利団体。「Anoma」アーキテクチャのユースケースには、分散型取引所(DEX) や分散型金融(DeFi)アプリケーションが含まれており、イーサリアムやEVMなどの既存のアーキテクチャと比較して、「Anoma」はdappsを一層構成・構築を簡単に行うことを可能にする。 今回の資金調達は、暗号通貨に特化したベンチャーキャピタル会社「CMCC Global」によって主導された。新しい資金は、「Anoma」アーキテクチャのさらなる開発、研究開発、エコシステム開発、戦略的パートナーシップに充てられるとのこと。
MetaZoneは、クリエイターや開発者がメタバース内で配布できる機能的な3Dデジタルコンテンツやアプリ用のNFTを鋳造できるようにするプラットフォームである。 MetaZoneプラットフォームを使用して、各クリエイターのメタバースには、その価値、所有権、アクセス権を表すNFTが割り当てられる。 これらのNFTを購入することで、デジタル上の土地を各アプリをインストールするために使用することができ、その土地の所有者や訪問者がアプリを利用できるようになる。
Transakは、Web3開発者がユーザーを法定通貨にオンボーディングできるようにするソリューションを提供する。 このOn-Rampソリューションというプラットフォームは、150か国以上から75以上のブロックチェーンにわたる160以上の暗号通貨へのオンボーディングをサポートしている。 今回の資金調達により、積極的に世界展開を強化し、特にWeb3ゲームと金融アプリケーションに重点を置いたオンボーディングソリューションの開発を強化する予定。
Hogwarts Labsは、dAPP開発において、web3におけるマーケティング分析のためのワンストップサービスとしてQuestNを提供している。 QuestNは、ユーザーの集客、獲得、分析までが実現可能で、ビジネスポータル(Bエンド)とユーザーエンド(Cエンド)の2つのパートに分かれている。Bエンド側では、広告キャリアやランディングページとして、様々なオンチェーンおよびオフチェーンクエストを提供している。Cエンド側では、クエストやイベントに参加することで Token/NFT/Whitelist/Discord roleの報酬を得ることができる。 これらにより、QuestNは10カ月で、登録ユーザーが250万人に増加し、DAUは8万に達している。
M80は、北米のeスポーツ組織で、「ヴァロラント」、「ロケット リーグ」、「レインボー シックス:シージ」、「ストリート ファイター」などの対戦ゲームのプロeスポーツチームとなっている。 が同社のイノベーション部門であるM80 Labsを通じて「ファンがブランドと関わる新たな方法」として、世界初のweb3対応ゲームおよびeスポーツ組織を構築することを目指している。
Fusionistは、ブロックチェーンベースのゲーム会社で、現在収集可能なNFTをフィーチャーした3つのゲームを提供している。Unity上に構築されたスケーラブルなマルチゲーム エコシステムを構築し、web3ゲーマーのコミュニティに高品質のAAAゲームプレイを提供している。 3つのNFTシリーズのゲームのベータ版におて、5ヶ月でコミュニティのメンバーを80万人に成長させ、今後もweb3ゲームの開発を加速させていく。
Demox Labs は、ZK(ゼロ知識証明)ブロックチェーンのためのプライバシーインフラストラクチャを構築している。 同社は、ZKブロックチェーンを活用した最初の製品である非保管暗号資産ウォレットであるLeo Walletを発売する。 このLeo Wallet は、Aleoブロックチェーンのウォレットになることを目指しており、 Aleoは、ゼロ知識証明の暗号化技術を使用してプライベート ブロックチェーン ベースのアプリケーションを構築するためのプラットフォームを開発者に提供する。 プライバシーを重視し、Aleoでのトランザクションはオフチェーンで処理される。
Kildeは、以下3点の特徴を持つデジタルデットプラットフォームを提供する。 ・機関や富裕層がプライベートデットに簡単に投資できるようにする。 ・消費者金融会社や中小企業金融会社に安全で管理された投資を提供し、投資家にスマートなリスク管理を備えた多様なポートフォリオを提供する。 ・当社の顧客は社債保有者となり、発行体(銀行以外の金融機関)から固定リターンを受け取る。
Oamoは、既存のデータ仲介業界に狙いを定め、個人が匿名性を保ちながらデータを収益化し、企業と直接的な関係を構築できるようにすることを目指している。 データ仲介業界は、消費者の意志に反して、消費者の知らないうちにデータが取得され、収益化されるべきであるという原則に基づいて構築されているため、どの企業も消費者に歓迎されない広告でターゲットにすることができている。Oamoは、業界が個人の財産、つまりデータに関して管理を個人に戻すという変化に備えるとする。
Meanwhileは、デジタル資産建て生命保険会社である。 保険料の支払いと保険金の受取りをビットコインで対応する生命保険会社となる。 同社のAIを搭載したシステムにより、ユーザーはビットコイン建ての生命保険を簡単に申し込むことができ、契約者のビットコインの一部を活躍させる税制上のメリットを提供する。 今回の資金調達によりMeanwhileは、バミューダ通貨庁から生命保険会社として認可・規制を受けた。
Informal Systemsは、ブロックチェーン技術企業である。 ブロックチェーンがセキュリティのためにCosmos Hubに依存できるようにするチェーン間セキュリティなど、Cosmosエコシステムのブロックチェーンをサポートするテクノロジーの開発を行ってきた。 今回の資金によりInformal Systemsは、Cosmosテクノロジーとフィンテック製品を組み合わせて企業に流動性システムを提供することを目的としたプロジェクトであるCollaborative Financeでの範囲を拡大する予定。
Dew Dropsは、コレクターへの直販モデルのキュレーションアートプラットフォームを構築している。 アート発見プロセスの合理化に重点を置き、SMSを通じて、アーティストがコレクターとつながるためのシームレスなプラットフォームを提供することを目指している。 コレクターは、アーティスト、アートワーク、関連するユーティリティ、希少性、価格に関する詳細情報を含む、その日の作品を紹介するテキストメッセージをSMSで受け取り、希望するデジタルコレクションの数を返信するだけで、シームレスにアートワークを購入できる。
Bitcoin Startup Lab は、Bitcoinアクセサレーター組織で、起業家によるプロジェクト構築をサポートすることで、ビットコインネットワーク上でのweb3開発を推進することを目指している。 23年3月にビットコインNFTプロトコル「Ordinals」が登場したことで、ビットコインは金銭取引以上のことが行えるチェーンとなり、Bitcoin Startup Labは、持続可能なビットコインベースの経済を構想している。 トークンブートキャンププログラムでは、起業家がビットコイン技術と市場の優位性を応用するスキルを身につけることができる。
Taiko Labsは、イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを開発している。 技術と思想の両方でイーサリアムにできるだけ近いスケーリングソリューションを開発することを目標にしており、具体的にはゼロ知識証明を活用したソリューション「ZK-EVM」を開発している。 中でも、Taikoは、イーサリアムと等価な開発者体験を提供することが最も重要であると捉え、世界初のタイプ1のZK-EVMを作り上げていくとしている。 タイプとは、イーサリアムの創設者が、各プロジェクトが開発するZK-EVMを分類した際に使った表現で、タイプを5段階に分類し、タイプ1が最もイーサリアムに近い。
HyperPlayは、web3ネイティブのゲームランチャー(ゲームをまとめて管理するコントロールセンター)とゲームストアアグリゲーター。 すべてのEVM互換チェーンをサポートとしており、プレイヤーはあらゆるウォレット、トークン、NFTをネイティブゲームやブラウザゲームに持ち込むことが出来る。 これにより、プレイヤーはMetaMaskウォレットをすべてのゲームで使用でき、暗号資産の管理を簡単になり、開発者もweb3ゲームの体験を提供することが可能。
Lens Protocolは、Polygonに構築されているSNSにフォーカスしたプラットフォーム。 ブロックチェーン上でSNSのアプリを開発するデベロッパーに対して、SNSサービスの開発基盤を提供する。 LensProtocolのエコシステムの中心となるのが「プロフィールNFT」で、プロフィール下で投稿されたコンテンツの所有者は100%ユーザーに帰属し、コンテンツはプロフィールNFTを所有するユーザー間での売買が可能。
Gensynは、分散型の機械学習コンピューティング・プロトコル。ブロックチェーンベースの機械学習マーケットプレイスで、機械学習モデルをトレーニングできる開発者と、機械学習モデルをトレーニングしてほしい人を繋いでいる。 世界中で使われていない状態の機械学習対応のコンピューティングリソース(小規模なデータセンター、個人用PC、スマートフォン)を機械学習に利用することで、入手できる計算能力を10~100倍とする構想を持ち、大規模なコンピューティング能力に手頃な価格でアクセスすることを可能にし、スタートアップ企業をサポートしていきたいと考えている。
GameOn Entertainment Technologiesは、モバイルゲームプラットフォーム「GameOn」を提供している。このプラットフォームは、ユーザーが自分自身のスポーツゲームを簡単に作成し、プレイ、共有することができる。 今後、プロスポーツリーグとのパートナーシップやライセンス契約の機会を模索し、世界最大のスポーツ、メディア、エンターテイメント IPと提携することで、ブランド構築と収益を生み出すweb3ゲームを開始していく。
「Cheelee」は、ショート動画プラットフォームであり、Gamefiの仕組みでユーザーが収入を得ることができる。 ブロックチェーンとしてはBNBを活用している。 無料もしくは有料で入手したNFTメガネを使用しながら、フィードを見ることで、ユーティリティトークンであるLEEトークンを入手することができる。 LEEトークンを使用することで、NFTメガネのアップグレードやミント、充電などを行うことができる。 また、アプリ内広告も実装されており、広告収益はトークン価値の安定化のために活用されている。
「Collectibles」は、ブロックチェーン上で多様なユーザーを結び付け、5,000 億ドルの収集品市場を活用するためにWeb3コミュニティとマーケットプレイスを構築している。同社は現在、トレーディングカードに注力しているが、発売に先立ち、新たな資金を利用して他の収集品分野への商品展開を拡大したいと意向を示している。 2023年の秋にローンチし、分散型流通市場となるエコシステムを構築する「Collectibles.com」のコミュニティ・マーケットプレイスは、高度な機能とコマースの最適化のためのブロックチェーン統合とスマート コントラクトを使用して開発されており、独自の顧客ロイヤルティ特典を提供する。大規模な収集品業界全体で重要なイノベーションを推進しながら、採用を奨励するシステムである。
「BoomFi」は、デジタル通貨の支払い処理プラットフォーム。さまざまなブロックチェーンと従来の支払いレールにわたる支払いを、企業や販売者にとってシームレス・ボーダーレスで使い慣れた1つの支払い体験に合理化することを目指す。同社のプラットフォームは、企業が1回限りの支払い、チェックアウトなど、あらゆる価格設定モデルでの支払いを受け入れられるようにする一連のソリューションを提供する。同サービスを使用することで、企業はさまざまなノーコード有料リンク、ローコード・ウィジェット、SDK/API ソリューションを使用して、あらゆるチェーンおよび幅広いトークンにわたる暗号通貨を受け入れることが可能になる。 今回の資金調達により、暗号通貨による支払いが例外ではなく標準となる世界へ導くさらなる準備を行っていくとのこと。
「Connext Labs」は先駆的なブロックチェーン相互運用性プロトコル。2017 年に設立されて以来、同社のサービスにおいて、これまでに1.2 万件を超えるクロスチェーン・トランザクションがConnext の実行された。 同社の基盤テクノロジーは「web3 の HTTP」と呼ばれており、既存のブロックチェーン・インフラストラクチャ上の通信層として機能し、開発者が任意のネットワークからアクセスできるチェーン間アプリケーションを構築する。これにより、複数のブロックチェーン間で同時にトークンやデータを操作することが可能になる。同社のサービスにより、ウェブ上のアプリケーションと同様に、多くのブロックチェーン上のユーザー、データ、資金と一度に対話できる、新時代の分散型アプリケーションが可能になる。 今回の資金調達は、開発助成金やコミュニティ主導の取り組みへの資金提供を通じて、プロトコルの開発と同社のエコシステムの成長を監督する「Connext Foundation」の設立と運営に充てられるとのこと。