プロジェクト一覧

プロジェクト一覧

プロジェクト名 カテゴリ 概要
「Blockworks」は、仮想通貨に関するニュースや洞察等の情報を投資家に届けるメディア・情報プラットフォーム。暗号通貨分野で最も信頼できるメディア・情報ブランドを作り上げることを目指している。 同社はこれまで、データ分析、リサーチ、ニュース等を統合する投資プラットフォームであるBlockworks Researchを構築してきており、金融機関や仮想通貨に係る投資家の意思決定材料として「Blockworks Research」を利用されている。同社はメディア・ブランドから、本格的な情報プラットフォームに進化するることを目指しており、コンテンツの提供のみならず、より緻密・詳細な分析、調査、評価フレームワーク、ガバナンスにもアクセスできるようになる。今回の資金は、調査およびデータ分析サービスである「Blockworks Research」の拡大に使用されるとのこと。
「Pudgy Penguins」は、8,888種類のペンギンの絵で構成されたNFTコレクションである。 PFP(プロフィール画像)系のNFTとして、2021年7月にイーサリアム上で発行された。 ローンチ後から長らく下落傾向にあったが、2022年4月に米ロサンゼルスのWeb3起業家LUCA NETZ氏が同コレクションのIP(知的財産)を買収し、その後プロジェクトの再建に成功し、取引価格は高騰した。 米ハリウッドの大手タレントエージェンシーWMEと契約を締結しており、今後はメディア事業も展開する予定。
「Blocktorch」は、「可観測性プラットフォーム」を提供し、Web3のエンジニアリングチームがエラーに迅速にアクセスし、状況の適切な把握し、修正を助ける。今回の資金は、こサービスの正式な開始に先立って、同社のエンジニアリングチームと商業チームの成長を支援することを目的としている。 同社によると、2022年9月にアルファ版を開始して以来、数百人の開発者がこのサービスにサインアップしたとのこと。2023年5月にベータ版が公開され、より多くの種類のデータ(ログ、トレース、メトリクス)を追跡するための機能が拡張された。 同サービス利用者によると、Web3のエンジニアリング時間の最大30%がエラー処理とシステムデータの理解に費やされていると入れれており、同社のサービスを利用することで、エンジニアはエラー整備の社内ツールを構築する必要がなく、必要なすべての重要なログ、メトリクス、トレースなどにすぐアクセスすることが可能になる。
Odsy Networkは、レイヤー 1ブロックチェーンで、dWalletのネットワークであり、チェーン上に存在するプログラム可能で転送可能な署名メカニズム。 dWalletは、Odsyネットワーク上の転送可能な署名メカニズムを通じて、さまざまなweb3プロトコルおよびプラットフォームへのアクセスを提供するように設計されており、実質的に他のブロックチェーン上のトランザクションに署名する機能を備えている。 web3におけるアクセス制御を分散化することで、ユーザーが異なるネットワークやアプリケーションにアクセスするために複数のウォレットを持つ必要性を軽減し、web3のアクセス制御を排除する。
Cookbookは、スマートコントラクトレジストリを提供し、開発者はコードをダウンロードして好みに合わせてスマートコントラクトを使用​​できる。 これまで、プラットフォームを通じて、3,000以上のスマートコントラクトにアクセスした1,500人以上の開発者にサービスを提供してきた。 今後は、web3ビルダー向けの無料の教育コンテンツを開発者コミュニティと共同作成するというプラットフォームの教育的取り組みも推進していく。
「Artizen Fund for Human Creativity」は、Web3 文化に焦点を当てたクラウドファンディング プラットフォーム。同社のサービス上で、クリエイターはプロジェクトに資金を提供するために、「アーティファクト」を販売する。「アーティファクト」とは、イーサリアム・ブロックチェーン上に存在し、作成プロセスの一部を紹介したりすることでプロジェクトの価値を示す芸術作品。サイト上のすべてのプロジェクトは、コミュニティメンバーによってキュレーションされている。同社の現在の主要プロジェクトには、デジタル領域からデザイン・スタジオ、アメリカの移民制度に関する短編映画、後期資本主義を探求するアニメーションシリーズ、女性のジェンダーを調査する3Dアニメーションなどがある。
Parexは、コミュニティ主導のブロックチェーンエコシステム。インフレを排除するために設計された独自のマイニング アルゴリズム、エコシステム トークン、ブロックチェーン インフラストラクチャ、分散型アプリケーション、暗号資産ウォレット、暗号資産などの幅広い分散型ソリューションを通じて、コミュニティ主導のDAOエコシステムの開発を行っている。近日中にPEP-20ブロックチェーン インフラストラクチャのテストネットを発表し、大規模な AIRDROPキャンペーンを開始する予定。
「HackerNoon」は、独立系テクノロジー出版プラットフォーム。技術者が読み書き・公開できるように構築されていて、35,000人以上の投稿者が参加するオープンな国際的なコミュニティであり、毎月400万人以上の読者に記事や専門知識を公開している。今回の資金調達により、Forward Researchが研究開発を行うサービス「Arweave」で「HackerNoonライブラリ」をバックアップすることに同意した。 これにより、同プラットフォーム上のライターは、すべての記事についてWeb3におけるバックアップが可能になる。 同社は、ブロックチェーン、暗号通貨、web3について出版するだけでなく、出版システムをテクノロジーと統合することに重点を置いていて、Arweaveのようなサービス・企業と提携することを目指している。
「Asymmetry Finance」は、リキッドステーキングトークン(LST)プロトコル。市場をリードする利回りと、非対称のアップサイドを備えた複雑な戦略をWeb3ユーザーがアクセスできるようにすることで、イーサリアムを分散化するように設計されたDeFiプロトコルである。 同社のプロトコルの主要なプロジェクトは、「Simple Asymmetry Finance Ethereum (safETH) 」で、安全かつ効率的な方法でユーザーに一貫した利回りを提供することを目的としている。safETHの主要な要素には、手数料無料の分散型資産バスケット、インデックス商品(性質上分散効果があり、特にパッシブ利回りの場合にリスクが軽減されるため、伝統的に市場全体で人気がある)などが含まれる。 今回の資金調達は、イーサリアム・エコシステムに対する集中化の脅威を解決するための戦略実行に活用される。
「River」はビットコイン・テクノロジーおよび金融サービス会社。手数料ゼロの定期注文によるビットコイン仲介、マイニング、オンチェーンとライトニングネットワークの両方のトランザクションをサポートするビットコインウォレットなど、一連のビットコインサービスを提供している。同社は、ライトニング・インフラストラクチャの先駆者でもあり、暗号通貨エコシステム内の他の取引所やウォレットの ライトニング・トランザクションを強化していて、ビットコインを通じて、誠実で堅牢な金融システムを擁護することを目指す。 同社は2022年、企業がライトニング・ネットワークに簡単にアクセスできるようにする「River Lightning」をリリースした。同サービスは、多くの暗号アプリですでに利用されており、即時ビットコイン支払いを可能にしている。 ライトニング・トランザクションの需要は昨年急速に増加しており、同社は、個人や企業に直接サービスを提供することに加えて、業界のビットコイン決済バックエンドとしても機能する予定。この資金調達ラウンドの一部は、B2B River Lightningセグメントをさらに強化するために使用される。
「Visual Layer」は企業が早い速度・高品質かつ大規模な画像およびビデオデータを管理・キュレーションできるようにする、ビジュアルデータの管理プラットフォームを提供する。 同社は、なGPUに依存せずに数億枚の画像を分析し、これらのデータセット内の潜在的な問題を自動的に検出できるシステムを構築した。世界中の企業や組織はデータの爆発的な増加を経験しており、ビジュアルデータは管理が最も複雑で困難なデータタイプの1つであり、コンテンツを理解し、キュレーションし、管理することは、小売業から製造業・自動運転車などに至るまで、幅広い業界において有意義なサービスを構築するために非常に重要としている。
「Auradine」は、ブロックチェーン、プライバシー、AIなどのWebインフラストラクチャ・ソリューションを提供するテクノロジー新興企業。拡張性が高く、持続可能で安全なインフラストラクチャを実現するソフトウェア、ハードウェア、クラウドソリューションを構築していいる。同社は設立後、市場をリードする製品を提供し、数十億規模のインフラストラクチャ企業やユニコーン企業で100 億ドルを超える収益を生み出してきた継続的な実績がある。 今回の資金調達により、より画期的なソリューションを提供するための開発と市場投入の取り組みを加速していくとのこと。
「Airstack」は、Web3開発者向けプラットフォームで、オンチェーンおよびオフチェーンのデータをあらゆるアプリケーションに統合するためのAPIを提供する。同社は、アプリケーション開発者が大規模なインフラストラクチャやバックエンドを必要とせずに、関連するWeb3データをクエリ・統合し、ユーザーに提供することを可能にすることを目指す。今年4 月のデビュー以来、同社は5月時点で200名を超えるユーザーを確保し、マーケティングエンジン、分散型金融 (DeFi)ポートフォリオ・オプティマイザー、顧客リソース管理ツール、広告プラットフォーム、分散型ソーシャル・メッセージングアプリケーション等の多岐に亘るプロジェクトにこのプラットフォームを使用してきた。 同サービスを利用することで、開発者はアプリケーションを容易にWeb3エコシステムに接続することができる。同社は現在サービスを無料で提供しているが、最も価値を付加する領域と真のビジネス ユースケースが現れる領域を特定し、価格モデルを最終決定したうえで、将来的には料金モデルを導入する予定。
AnotherBallは、AIとweb3技術を基盤にしたVTuberプロジェクト「IZUMO」を手がけている。 IZUMOは日本のアニメ文化に根ざしたVTuberプロジェクトで、NFTなどのweb3技術を活用した、AIキャラクター「Ailis(アイリス)」をアイコンとして登場させている。 Generative AIの技術も活かして、GPTを組み込むことでバーチャルキャラクターとの自然な音声会話も可能にしている。
AnotherBlockは、スウェーデンのストックホルムに拠点を置くweb3音楽会社。 ブロックチェーンベースの音楽著作権マーケットプレイスを提供しており、音楽の権利をNFTに結び付けることで、音楽の権利を売買するためのスムーズかつ簡単な方法として権利カタログを構築する音楽ファンのコミュニティを形成している。 22年には、ファンに世界最大の曲の音楽著作権へのアクセスを許可することで大きく発展し、同社は世界規模で、より広範囲のアーティスト、プロデューサー、レコード会社が自社製品を利用できるようにすることを目指している。
Jot Art(JOT)は、AIを活用した複合現実 (XR) メタバースと、コミュニティとプレイヤー所有の経済を提供することを目指している。Jot Art APIとSDKを使用すると、クリエイターは自分のスキルをAIアルゴリズムと組み合わせて、アートをオンチェーンで生み出し、Ego DEXで取引可能なNFTとしてトークン化できる。 今回、Jot Artに合わせ、BitForex暗号資産取引所に上場を果たし、JOTというJot Artメタバースの支払いおよびガバナンストークンを開始している。ユーザーは、このネイティブJOTトークンを使用してコンテンツとアプリケーションを作成、体験し、収益化できる。
Story Protocolは、オープンソースの原則を使用して、クリエイターが物語の世界を構築するためのインフラを提供することで、ストーリーテリングを変革することを目的としている。 これによりブロックチェーン上の知的財産を作成、管理、ライセンス供与することができ、リミックスや結合が可能なモジュール式のストーリーコンポーネントのエコシステム開発が行える。
Lagrange Labsは、ゼロ知識(ZK)スタートアップで、さまざまなブロックチェーンネットワーク間での安全な相互運用性を可能にするZKシステムを開発している。 通常、異なるチェーン間で情報を共有するには中間プロトコルが必要で、ハッキングや脆弱性が発生しやすいが、Lagrange Labsは、異なるブロックチェーン間で同時に動作できるdAppsを開発者が構築できるようにすることで、より多くのユーザーをDeFiに誘導すると同時に、セキュリティ上の脅威を軽減する可能性がある。
「Arena of Faith」はWeb3 MOBA ゲームのスタートアップ。MOBA・eスポーツ・エコシステムの提供と分散型トーナメントシステムの確立に重点を置いており、Web3のビジネスモデルを活用して現在のMOBA市場のニーズを満たしながら、KOL、コンテンツクリエイター、イベント主催者、およびeスポーツ愛好家に革新的な商用ソリューションを提供することに尽力している。 今回、Chain Hill Capitalgaは、Web3のビジネスモデルとMOBAの分散化の仕組みを組み合わせることで、同社が大幅な進歩を達成できると推測し資本投資に至ったとされる。
「LabDAO」はオープンソースを対象とした分散型自律組織(DAO)。科学の民主化を目指して、ブロックチェーン技術とDAO構造を統合・活用し、科学者がオープンコミュニティにおいてリソースの共有、コラボレーション、所有権の最適化などを可能にするプラットフォームを構築している。 同社は、今回の資金調達と同時に「PLEXソフトウェア・プラットフォーム」の立ち上げを行った。これは、科学者がLab Exchangeと対話できるようになるサービスで、現在の機能は計算サービスのみだが、将来的には物理的な実験室サービスが追加される予定。同プラットフォームの主な特徴は、コンテナ化された計算から得られるアウトプットを非代替トークン (NFT) にリンクできるため、科学者はデータの所有権を証明することができることである。
「Sort」は、Web3アプリへのスマートコントラクトの組み込みを容易にする開発者向けプラットフォームである。 コントラクトの開発者は以下の2つの大きなメリットを得ることができる。 ・Sort がバックエンド (インフラストラクチャ/サーバーを管理する必要がない) を担う ・コントラクトを使用する場合は、コミュニティ/Discord/twitterにアクセスして、無料でSortでアプリケーションを構築することができる
Openfortは、ゲーム開発者およびパブリッシャー向けの「サービスとしてのウォレット」ソフトウェア製品を開発する。 これは、ブラウザゲームだけでなく、UnityやUnreal Engine 5で構築されたPCゲームとも互換性のある複数のAPIで構成されている。 OpenfortのウォレットはEVMをサポートしており、Polygon、Immutable、Avalanche、Arbitrum、BNB Chain、Optimism、Cronos、および Ethereum自体など、Ethereumと互換性のあるネットワーク全体で取引を行うゲームで使用できる。
Metagame Industriesは、web3ゲームスタジオで、web3ゲームで没入型ゲーム体験を提供する「Abyss World」の開発を加速させる。 Abyss Worldは、Suiの開発者として知られるMysten Labsと協力して開発されている。 このゲームはすでに注目を集めており、ウィッシュリストで、世界中で120,000近くの予約注文が登録されている。 今回の資金調達では、著名な投資団体から支援を集めており、web3ゲーム分野における大きな牽引力が強調されている。
Worldcoinプロジェクトは、ChatGPTの開発企業OpenAIのサム・アルトマンCEOらのプロジェクト。 世界中の人々に暗号資産を配布するという目標を掲げる。眼をスキャンすることで個人を識別して、暗号資産Worldcoin(WLD)を受け取る仕組みによって、世界最大のIDと金融のネットワークを構築する。 現在のWorldcoinのツールとして、2023年5月に、エコシステム初のウォレット「World App」がローンチされた。 現在サポートしている通貨は、ステーブルコインのUSDC、DAI、ETH、WBTCとWorldcoin(ベータ版)。ウォレットはUniswapに対応しており、トークンの取引も可能。
Orbofi AIは、Web3、ゲーム、アプリ、メディア、オンライン コミュニティ向けの主要な生成AIエンジン。 このAIエンジンにより、ユーザーはビジュアルコンテンツ、2D画像、3Dアセット、サウンド、その他のさまざまなデジタル コンテンツに至るまで、幅広いコンテンツを生成でき、誰でもAIモデルを作成して収益化できる。 Orbofi AIは、間もなくAPIをリリースする予定で、開発者がweb2およびweb3アプリケーションも、Orbofi AIエンジンをプラットフォームとして、シームレスに統合できるようにすることを目指している。