ヒント:ジーユーは●●数が増加していることに加えて、1店舗あたりの●●も大きく増加している。
今回は、2024年4月11日に決算の発表があったファーストリテイリングのジーユーを中心に見ていきます。
ジーユーといえば、2024年秋に海外初の旗艦店をニューヨークにオープン、同時に米国にオンラインストアを開設することを2024年5月14日に発表したことで、非常に注目を集めました。
ジーユーは、ユニクロを展開するファーストリテイリングのブランドとして2006年に誕生し、現在はファーストリテイリングの第2の柱として、グループの成長を支えています。
これまでの成長は主に日本国内の売上によるものでしたが、ジーユーの代表取締役社長の柚木氏は「今後は海外で売ることも考えてグローバルなマストレンドを捉えた商品ラインナップに変えていく」と明言しています。
2023年9月にはニューヨークに商品本部を設置して、グローバル水準での商品開発に向けた大きなチャレンジも開始しています。
今回の記事では、前半は直近のジーユーの業績を解説し、記事の後半では国内の他アパレル企業の業績との比較や売上原価率の比較をした上で、ジーユーの業績が大きく伸びている理由を考察していきます。
ジーユーの上期決算は、ほぼ業績予想通り増収増益
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上図は、ジーユーの上期(2023年9月~2024年2月)の業績です。
ジーユーの上期の売上高は1,595億円、YoY+9.6%です。
同期間の営業利益は153億円、YoY+17.5%です。
ジーユーの売上高・営業利益ともに大きく伸びており、2023年8月期(2022年9月~2023年8月)に続いて好調な業績となっています。
ジーユーは下期(2024年3月~8月)も増収増益を予想しており、このまま好調な業績が継続できれば、過去最高の業績である2023年8月期の売上高2,952億円、営業利益261億円を超える通期決算となるでしょう。
ここまでは、直近のジーユーの業績を解説してきました。記事の後半では、国内の他アパレル企業の業績との比較や売上原価率の比較をした上で、業績が大きく伸びている理由を考察していきます。
この記事は、アパレル業界に従事している方や事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。
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・Q. ファーストリテイリングの第2の柱のジーユー、大きく伸びている理由とは?の答え・国内ユニクロ、しまむら、ワークマンの業績は?・価格帯の低いジーユーの原価率は?・ジーユーは●●を増やしながら、●●あたり●●も増加傾向・今後のジーユーの動向・まとめ