技術・ソリューション

ここではブロックチェーンプロジェクトに対して技術的なソリューションを提供するプロジェクトを紹介します。


技術・ソリューションの新着プロジェクト一覧

プロジェクト名 概要
Auradine
「Auradine」は、ブロックチェーン、プライバシー、AIなどのWebインフラストラクチャ・ソリューションを提供するテクノロジー新興企業。拡張性が高く、持続可能で安全なインフラストラクチャを実現するソフトウェア、ハードウェア、クラウドソリューションを構築していいる。同社は設立後、市場をリードする製品を提供し、数十億規模のインフラストラクチャ企業やユニコーン企業で100 億ドルを超える収益を生み出してきた継続的な実績がある。 今回の資金調達により、より画期的なソリューションを提供するための開発と市場投入の取り組みを加速していくとのこと。
Airstack
「Airstack」は、Web3開発者向けプラットフォームで、オンチェーンおよびオフチェーンのデータをあらゆるアプリケーションに統合するためのAPIを提供する。同社は、アプリケーション開発者が大規模なインフラストラクチャやバックエンドを必要とせずに、関連するWeb3データをクエリ・統合し、ユーザーに提供することを可能にすることを目指す。今年4 月のデビュー以来、同社は5月時点で200名を超えるユーザーを確保し、マーケティングエンジン、分散型金融 (DeFi)ポートフォリオ・オプティマイザー、顧客リソース管理ツール、広告プラットフォーム、分散型ソーシャル・メッセージングアプリケーション等の多岐に亘るプロジェクトにこのプラットフォームを使用してきた。 同サービスを利用することで、開発者はアプリケーションを容易にWeb3エコシステムに接続することができる。同社は現在サービスを無料で提供しているが、最も価値を付加する領域と真のビジネス ユースケースが現れる領域を特定し、価格モデルを最終決定したうえで、将来的には料金モデルを導入する予定。
Story Protocol
Story Protocolは、オープンソースの原則を使用して、クリエイターが物語の世界を構築するためのインフラを提供することで、ストーリーテリングを変革することを目的としている。 これによりブロックチェーン上の知的財産を作成、管理、ライセンス供与することができ、リミックスや結合が可能なモジュール式のストーリーコンポーネントのエコシステム開発が行える。
Lagrange Labs
Lagrange Labsは、ゼロ知識(ZK)スタートアップで、さまざまなブロックチェーンネットワーク間での安全な相互運用性を可能にするZKシステムを開発している。 通常、異なるチェーン間で情報を共有するには中間プロトコルが必要で、ハッキングや脆弱性が発生しやすいが、Lagrange Labsは、異なるブロックチェーン間で同時に動作できるdAppsを開発者が構築できるようにすることで、より多くのユーザーをDeFiに誘導すると同時に、セキュリティ上の脅威を軽減する可能性がある。
Anoma Foundation
「Anoma Foundation」は、ブロックチェーン技術の非営利団体。開発者が分散型アプリケーションを構築するのに役立つフルスタック・アーキテクチャである 「Anoma」と、トランザクションの各当事者が資産を個別に選択できるプライベート・トランザクションを可能にするレイヤー1・ブロックチェーンである「Namada」を監督するスイスの非営利団体。「Anoma」アーキテクチャのユースケースには、分散型取引所(DEX) や分散型金融(DeFi)アプリケーションが含まれており、イーサリアムやEVMなどの既存のアーキテクチャと比較して、「Anoma」はdappsを一層構成・構築を簡単に行うことを可能にする。 今回の資金調達は、暗号通貨に特化したベンチャーキャピタル会社「CMCC Global」によって主導された。新しい資金は、「Anoma」アーキテクチャのさらなる開発、研究開発、エコシステム開発、戦略的パートナーシップに充てられるとのこと。
Transak
Transakは、Web3開発者がユーザーを法定通貨にオンボーディングできるようにするソリューションを提供する。 このOn-Rampソリューションというプラットフォームは、150か国以上から75以上のブロックチェーンにわたる160以上の暗号通貨へのオンボーディングをサポートしている。 今回の資金調達により、積極的に世界展開を強化し、特にWeb3ゲームと金融アプリケーションに重点を置いたオンボーディングソリューションの開発を強化する予定。
Hogwarts Labs
Hogwarts Labsは、dAPP開発において、web3におけるマーケティング分析のためのワンストップサービスとしてQuestNを提供している。 QuestNは、ユーザーの集客、獲得、分析までが実現可能で、ビジネスポータル(Bエンド)とユーザーエンド(Cエンド)の2つのパートに分かれている。Bエンド側では、広告キャリアやランディングページとして、様々なオンチェーンおよびオフチェーンクエストを提供している。Cエンド側では、クエストやイベントに参加することで Token/NFT/Whitelist/Discord roleの報酬を得ることができる。 これらにより、QuestNは10カ月で、登録ユーザーが250万人に増加し、DAUは8万に達している。
Demox Labs
Demox Labs は、ZK(ゼロ知識証明)ブロックチェーンのためのプライバシーインフラストラクチャを構築している。 同社は、ZKブロックチェーンを活用した最初の製品である非保管暗号資産ウォレットであるLeo Walletを発売する。 このLeo Wallet は、Aleoブロックチェーンのウォレットになることを目指しており、 Aleoは、ゼロ知識証明の暗号化技術を使用してプライベート ブロックチェーン ベースのアプリケーションを構築するためのプラットフォームを開発者に提供する。 プライバシーを重視し、Aleoでのトランザクションはオフチェーンで処理される。
Oamo
Oamoは、既存のデータ仲介業界に狙いを定め、個人が匿名性を保ちながらデータを収益化し、企業と直接的な関係を構築できるようにすることを目指している。 データ仲介業界は、消費者の意志に反して、消費者の知らないうちにデータが取得され、収益化されるべきであるという原則に基づいて構築されているため、どの企業も消費者に歓迎されない広告でターゲットにすることができている。Oamoは、業界が個人の財産、つまりデータに関して管理を個人に戻すという変化に備えるとする。
Informal Systems
Informal Systemsは、ブロックチェーン技術企業である。 ブロックチェーンがセキュリティのためにCosmos Hubに依存できるようにするチェーン間セキュリティなど、Cosmosエコシステムのブロックチェーンをサポートするテクノロジーの開発を行ってきた。 今回の資金によりInformal Systemsは、Cosmosテクノロジーとフィンテック製品を組み合わせて企業に流動性システムを提供することを目的としたプロジェクトであるCollaborative Financeでの範囲を拡大する予定。
Taiko Labs
Taiko Labsは、イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを開発している。 技術と思想の両方でイーサリアムにできるだけ近いスケーリングソリューションを開発することを目標にしており、具体的にはゼロ知識証明を活用したソリューション「ZK-EVM」を開発している。 中でも、Taikoは、イーサリアムと等価な開発者体験を提供することが最も重要であると捉え、世界初のタイプ1のZK-EVMを作り上げていくとしている。 タイプとは、イーサリアムの創設者が、各プロジェクトが開発するZK-EVMを分類した際に使った表現で、タイプを5段階に分類し、タイプ1が最もイーサリアムに近い。
Lens Protocol
Lens Protocolは、Polygonに構築されているSNSにフォーカスしたプラットフォーム。 ブロックチェーン上でSNSのアプリを開発するデベロッパーに対して、SNSサービスの開発基盤を提供する。 LensProtocolのエコシステムの中心となるのが「プロフィールNFT」で、プロフィール下で投稿されたコンテンツの所有者は100%ユーザーに帰属し、コンテンツはプロフィールNFTを所有するユーザー間での売買が可能。
Gensyn
Gensynは、分散型の機械学習コンピューティング・プロトコル。ブロックチェーンベースの機械学習マーケットプレイスで、機械学習モデルをトレーニングできる開発者と、機械学習モデルをトレーニングしてほしい人を繋いでいる。 世界中で使われていない状態の機械学習対応のコンピューティングリソース(小規模なデータセンター、個人用PC、スマートフォン)を機械学習に利用することで、入手できる計算能力を10~100倍とする構想を持ち、大規模なコンピューティング能力に手頃な価格でアクセスすることを可能にし、スタートアップ企業をサポートしていきたいと考えている。
Collectibles
「Collectibles」は、ブロックチェーン上で多様なユーザーを結び付け、5,000 億ドルの収集品市場を活用するためにWeb3コミュニティとマーケットプレイスを構築している。同社は現在、トレーディングカードに注力しているが、発売に先立ち、新たな資金を利用して他の収集品分野への商品展開を拡大したいと意向を示している。 2023年の秋にローンチし、分散型流通市場となるエコシステムを構築する「Collectibles.com」のコミュニティ・マーケットプレイスは、高度な機能とコマースの最適化のためのブロックチェーン統合とスマート コントラクトを使用して開発されており、独自の顧客ロイヤルティ特典を提供する。大規模な収集品業界全体で重要なイノベーションを推進しながら、採用を奨励するシステムである。
BoomFi
「BoomFi」は、デジタル通貨の支払い処理プラットフォーム。さまざまなブロックチェーンと従来の支払いレールにわたる支払いを、企業や販売者にとってシームレス・ボーダーレスで使い慣れた1つの支払い体験に合理化することを目指す。同社のプラットフォームは、企業が1回限りの支払い、チェックアウトなど、あらゆる価格設定モデルでの支払いを受け入れられるようにする一連のソリューションを提供する。同サービスを使用することで、企業はさまざまなノーコード有料リンク、ローコード・ウィジェット、SDK/API ソリューションを使用して、あらゆるチェーンおよび幅広いトークンにわたる暗号通貨を受け入れることが可能になる。 今回の資金調達により、暗号通貨による支払いが例外ではなく標準となる世界へ導くさらなる準備を行っていくとのこと。
Connext Labs
「Connext Labs」は先駆的なブロックチェーン相互運用性プロトコル。2017 年に設立されて以来、同社のサービスにおいて、これまでに1.2 万件を超えるクロスチェーン・トランザクションがConnext の実行された。 同社の基盤テクノロジーは「web3 の HTTP」と呼ばれており、既存のブロックチェーン・インフラストラクチャ上の通信層として機能し、開発者が任意のネットワークからアクセスできるチェーン間アプリケーションを構築する。これにより、複数のブロックチェーン間で同時にトークンやデータを操作することが可能になる。同社のサービスにより、ウェブ上のアプリケーションと同様に、多くのブロックチェーン上のユーザー、データ、資金と一度に対話できる、新時代の分散型アプリケーションが可能になる。 今回の資金調達は、開発助成金やコミュニティ主導の取り組みへの資金提供を通じて、プロトコルの開発と同社のエコシステムの成長を監督する「Connext Foundation」の設立と運営に充てられるとのこと。
Vantient
「Vantient」はWeb3の顧客関係管理 (CRM) ソリューション会社。主に企業向けにオンチェーンおよびオフチェーンの顧客データの集約・分析サービス、およびユーザーの獲得・誘致・維持をサポートするWeb3サービスを提供している。
dtcpay
「dtcpay」はシンガポールに本拠を置く、仮想通貨ビジネスを展開する決済スタートアップ企業。規制されたプロバイダーにより、単一のプラットフォームで法定通貨とデジタル通貨のシームレスな変換を提供する。これにより、販売業者は迅速かつ簡単な決済プロセスでより多くの支払いタイプを受け入れることができ、顧客ベースを拡大することが可能になる。消費者にとっては、QRコード決済などシンプルな支払い方法の選択肢が増えることになる。同社は、支払いエクスペリエンスを合理化し、消費者がデジタル通貨を簡単に操作できるようにして、従来のビジネスとWeb3の間のギャップを埋めることを目指す。 今回の資金調達は、製品開発とサービスの世界展開に使用する予定とのこと。
Radius
Radiusは、トランザクションの注文を集中化することなく経済的に公平な世界を構築し、ゼロ知識証明によって可能になる強力なMEV耐性とコスト削減プロトコルを提供する。 実用的検証可能遅延暗号化(PVDE)を統合して、MEV保護がプロトコルに確実に組み込まれるようにすることで、取引の価格執行を悪化させる隠れたスリッページを除去する。 同社はシーケンスレイヤーソリューションの初期バージョンを来年初めにリリースする予定。
Neutron
Neutronは、Cosmosスマートコントラクトブロックチェーンである。 Neutronは、一連の命令を実行するように設計された自己実行コードであるスマートコントラクトを、相互接続されたブロックチェーンのCosmosネットワークに導入するように設計されたプラットフォームである。 この資金は、Neutronのブロックチェーンソフトウェアの継続的な開発に活用され、Neutronエコシステムの拡大を促進し、新しい開発者による安全でユーザーフレンドリーなDAppsの作成を促進する。